【潜入】アメリカに行ったらトランプが「増殖」していた
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トランプ本人の姿を久々に見られて、リトル・トランプの熱狂を知れて満足。解説もわかりやすい。
中間選挙のキャスティングボードを握ってるのがトランプという状況を知っているかどうかで、中間選挙をめぐる報道の見方がずいぶん変わりますね。トランプのための中間選挙になりそうな予感を覚えました。
やっぱり現場の映像はそれだけでパワーがあるな。
注目のコメント
ここ2ヶ月ペンシルバニア→テキサス→マサチューセッツと行く機会があったのですが、テレビで見る以上に政治的思想の分断が進んでいるようで驚きました。
フィラデルフィアは結構青なので、色々な人種の人が普通に歩き回っていたり、ゲイカップルなども全く違和感なく過ごせている(はず)と思いますが、テキサスに行ったらホテルのビュッフェで銃を持ったおじさんに「君、どこの人?」と声をかけられ、「日本から来たの?最近姪っ子が中東の人と結婚したんだよね〜ちょっと危ない気がするんだよ〜」という謎の会話につながったり。
ここまで明らかに青と赤で宗教、環境、人権など、考え方が180°違えるのも、アメリカならではなのかなと思います。中間選挙の結果でまた色々変わりそうです。日本の地方についてもいえることですが、大多数の人間は、今、自分たちに何かしてくれる人間に投票しますね。
国全体のGDPのためでもなく、外交上の国益のためでもなく、未来の世代のためでもなく、国内や世界のどこかにいる弱い立場の人たちのためでもありません。
自分の収入、自分の仕事、自分の家族、自分の地元、これらが全てです。この点は、共和党でも民主党でも、自民党でも立憲民主党でも、変わりません。ただ、有権者ごとに仕事や住んでいる地域が違うだけです。
米国では、人口規模上位50の都市(人口35万人以上)に、総人口の15%、5000万人が住んでいます。これらの都市は、移民も多く、「多様性」があります。そして、今の米国のGDPの大部分を稼ぎ出しているサービス業、とりわけ金融、不動産、ITは、これらの5000万人が住む都市に集中しています。
これらの人々は、民主党支持者が多数を占め、民主党候補が勝つ地域が非常に多いでしょう。
残りの3億人の米国人が住む地域では、製造業も農業も、エネルギー産業でさえも、米国のGDPに占める割合はどんどん小さくなっています。
この3億人は、最近増殖したわけではなく、目立たなかっただけです。とりわけ外国人に対しては、です。
彼らが農業や製造業従事者であり、グローバルな金融やテック企業で華々しくメディアに登場する人々ではなかったからです。
トランプ氏が、この人たちのために本当に何かをしてくれたのか、これからしてくれるのか、は、相当に疑問の余地があります。米国の製造業や農業を立て直すのは、誰がやっても至難の業です。
しかし、この人々は、トランプ氏によって、全国的な代弁者を得ました。彼らの声を聴いて、米国社会に広く訴えてくれる、少なくともそのように信じている人々は、3億人の中の相当数にのぼります。
それに、バイデン大統領が、地方の3億人のために特に何もしてくれないのはもう明らかなので、選挙に2択しかない米国では、どちらかといえば、共和党・トランプ支持、になる人が、3億人の中では多いでしょう。今週は、2年前に世界中が注目した対決の「リターンマッチ」が行われます。11月8日(日本時間水曜日)はアメリカの中間選挙で、議会上院の3分の1、そして下院のすべての議席が争われるアメリカ版「衆参同日選挙」です。
今はバイデンの民主党が上下院ともにリードしていますが、そこに挑むのが共和党。つまるところ、トランプです。トランプはご存知の通り2年前に大統領選に敗れて去り、Twitterも垢BANされました。一見すると過去の人ですが、アメリカに行ってみると全くそんな事はありませんでした。俺こそが真の大統領と言わんばかりの圧倒的な人気を背景に、今回の選挙でもバイデンを倒しにかかっています。
果たして中間選挙で、勝つのはトランプかバイデンか。この結果次第でアメリカの、そして世界の行く末も大きく変わります。私たち取材班がアメリカで目にした熱狂は言葉ではなかなか伝えきれないと思い、動画にまとめてみました。ぜひご覧いただきたく思います!