「拡大を急ぎすぎた」Twitter創業者、社員半減を謝罪
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なるほど。
ドーシー氏ができなかったことを、代わりにマスク氏が悪者になってやっているということか。こういう動きが出てくると、今回の出来事の全体構造がよく見えて来ます。かつて、私自身が不良債権投資を進めていた時と全く同じです。債権を買って、当事者になって踏み込んでみると、やらなければいけないにもかかわらず、前経営陣が手をつけていなかったことが、ゾロゾロ出てくる。それを断行しようとすると乱暴者扱いされて従業員やメディアからハゲタカだと批判される。
よーくわかりました。白々しい。
今回の大粛清的大量解雇の責任は確かにドーシーにある。がそれだけではなく今回一連の混乱のかなりの責任は彼にある事は明白だからだ。
第一に「マスクが唯一の解である」とまで言い放ち敵対的買収を擁護したのはドーシー自身である。更にはそのマスクが解任したアグラワル前CEOを全幅の信任を託して選んだのはドーシーである。そして酷いことに、それはマスクがTOBを言い出すたったの数ヶ月前の話である。
それら全部をひっくるめて謝罪するべきであって、「かわいそうな元社員達」に対してカッコいい言葉を並べるだけでは自己弁護的であり、偽善的である。
要するにいつまで経っても永遠に黒字化しない、慈善事業のような経営ごっこをしてきたツケを食らったのがアグラワル以下マスクが乗り込む直前までいた役職員たちであり運が悪かった。そのような放漫経営をしてきたことが問題の本質であり、マスクに乗り込んでこられた理由である。
更に言えば経営者の最も重要な仕事の一つは引き際であり後任人事である。今回のマスク敵対的買収のA級戦犯はその意味で明らかにドーシーである。イーロン・マスクを見ているとサイコパス型の経営者だろうと思う。嫌われることをいとわない大胆さとリーダーシップやカリスマ性。スティーブ・ジョブズなんかもそうですが良くも悪くも優秀な経営者はそういうのが多め。
第三者として見ている分は面白くもあるが直接関わっている人は苦労もあるだろうと思う。また魅力もある一方で混乱も生むのでバランサーとして働く経営陣の存在は割と大事だろうと思う。
P.S. 謝罪は株主に対してではなく社員に対してだろうと思う。