【古賀大貴】「200兆円」を日本が牛耳れるチャンスがある
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3週末にわたって、特集タブにお邪魔したドキュメンタリー動画「地球極限GREEENイノベーションジャーニー」(https://newspicks.com/movie-series/109)も、おかげさまで無事に全5本をお届けすることができました。
ご覧いただいた方、本当にありがとうございます。
本日は、番外編として、第5回でフィーチャーしたOishii Farmの古賀さんのインタビューを文字に起こしてお届けします。
これまで3年近くにわたり非公式も含め取材を続け、さらに今回動画用に改まって形で1時間半のインタビューを収録したわけですが、それでも当然ながらすべてのエッセンスを、今回の動画作品に詰め込むことは不可能だったわけでして、取り上げきれなかったテクノロジー面の話や今後の野望の話も含めて、そのスケールのデカさを感じていただければと…。
改めて3週にわたり、みなさんありがとうございました!!動画ではスルーされてしまった蜂の受粉について深掘りしてもらって、よかった笑。そのこだわりとそれを支えるテクノロジーの話しは、古賀さんのビジネスの良さを理解するポイントの一つです。
もう一つ、200兆円というと、大風呂敷だと思う読者がいるかもしれませんが、実は「食」を健康まで広げると日本にはその10倍の2,000兆円くらいの可能性がある、と5年前に唱えていたテクノロジー分野の人がいるので、この機会に紹介します。
その人とはAI研究者の松尾豊さんで、News Picksで2017年にそれに関するすでにインタビューを載せています。
当時のコメントを読むと、あの頃のAIに関するピッカーのみなさんの感じ方がわかって、タイムマシンに乗って五年前に行ってインタビューしているようで面白いですよ。
この機会に、併せて読んでみてはいかが?
【松尾豊】AI大競争。日本のチャンスは「料理」と「お片付け」
https://newspicks.com/news/2281889/body?invoker=np_urlshare_uid257547&utm_medium=urlshare&utm_source=newspicks&utm_campaign=np_urlshare
実はそれに誘発されて、翌2018年には日本の料理に関する技術を言語化・体系化する(AIに投入するデータ化する)ために、東大にGUSTOという研究ユニットまで出来て、活動を始めています。
http://www.onozukat.e.u-tokyo.ac.jp/gustojc/about/index.html日本にはニーズがなかったと明言しているところが重要で
既存農業よりも植物工場の方がコストが確実に下がる、というのは火星や北極を例に出しているようにいわば極地での人類活動を考えたときにという条件がポイントかなと思います。
アメリカでのイチゴの産地が極端に偏っていて、実はイチゴという商材にとってアメリカの多くの都市が「砂漠」的な状況であることに目をつけて計画を組んだ熱量がすごいと思いました。
しかし穀類や芋類、追熟などが可能な果物は敵地で存分に生産して輸送する方がコストも安いでしょう。
トマト、メロンを例に出していますが、こちらも遠方への輸送による劣化が少ないもので、しばらくはニーズが無いと思います。
電力は調達できるが、土壌や気候が過酷な地域で、新鮮である必要性があるもので確実にニーズがあり高単価のもの、、、
と考えると意外に選択肢がないのが次の壁かなと思いました。意外に食用では無いけど切花とかありかもしれません。
あとは高級食材は景気に左右されるところを長期的にどう乗り越えられるのか?
いずれにせよ、この勢いは日本の農業界にとっても心躍るものがあり、インパクは大きいと思います。