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プロダクトデザイナーはなぜ福祉施設を訪ねたのか? インクルーシブな仕組みを目指す日用品ブランド「See Sew」

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    公益財団法人日本デザイン振興会(JDP) 常務理事

    10年前となる2012年のロンドン五輪で画期的だったのは、「パラリンピック」の魅力の訴求にあった。障害者のアスリートが会場を埋め尽くした観客を沸かせ、その結果として、障害者への視座が大きく変わったように思う。

    そして、東京五輪が決まった際に、最も期待したのは、パラリンピックによって日本人の障害者への眼差しが変わることだった。しかし、コロナによってその想定は大きくかわってしまった。
     
    だが、アート領域は「アール・ブリュット」などがこの10年で徐々に浸透した。デザインも同じスピードで動いて欲しかったが、いっぱく遅れて昨年ぐらいから数々のプロジェクトが表に出てきた。そして最近ではインクルーシブ&ダイバーシティが最前線のイシューとなった。

    そうした中、昨年春に"あの"マガジンハウスが、新たに立ち上げたのが「福祉とクリエイティブ」をテーマとするWEBマガジン『こここ』だ。

    その『こここ』で「デザインのまなざし」というレギュラー枠をいただき、グッドデザイン賞を受賞したプロジェクトを毎回紹介している。
    特にプロダクトデザイナーが、福祉分野に興味を持ち、培ったスキルを発揮されるケースを2回続けて取材した。

    最新の取材では、ヤマハの元インハウスデザイナーがNPOと一緒に、新たなデザインレーベルを始動した話を聞きました。この流れは、これからも各所で展開されるはずだ。五輪で思う通りの加速感はなかったけれども。


  • エシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役

    今回井上さんが特集記事に取り上げられているのが嬉しくて仕方ない知人の中の1人です。彼女の見つめる福祉的価値観や未来像には僕自身も非常に共感を覚え、もっと広く色々な方に知って欲しいと思ってます。

    実際何万箇所と存在する福祉作業所の中で彼女のように服飾やアパレル・デザインに心底プロ意識や熱量を持って取り組んでいる福祉事業者自体は非常に珍しい存在です。元々は生え抜きの福祉畑であらゆるオールド福祉・サービス業態に精通する福祉運営・支援のプロフェッショナルでもあり、デザインや服飾的価値観・感覚を合わせ持つスーパーハイブリッドな彼女と、専業プロ側が接点を持つのは、確率論から言ってもまさに縁そのもの。ワクワクさせられました。

    ただ、タッグの実現は裁縫の機能性・実用性に特化した施設環境を整えた彼女の行動が無ければ実現すら出来なかった話です。加えてデザイナー業界側の歩み寄りもなければ当然成り立たなかったでしょう。昨今SDGsブームで民間・福祉の連携は様々な形で共創の可能性は広がっていますが、受け皿となる双方の環境整備と歩み寄りがなければ難しいんですよね。しかし、実際福祉作業所施設にとっては「今の環境の中で出来ること」が最優先事項である場合が多い。新たな事業領域で有意義な需要があってもチャンスロスに繋がるパターンは非常に多いです。

    そうした混沌とした福祉の現状下で様々な方々が"福祉革命"を謳い奇抜性や希少性に特化した事業参入が続いています。障がい者の障害適正を意識した奇抜性や希少性に着目することは良いですが、大事なのは福祉を"変える"ことではないと思ってます。むしろ残して欲しい古き良き価値観というものも沢山ある。福祉革命を謳う話題にはそうした"古き良き"すらも否定し排除する流れもあって、時より疑問を覚えます。その点、井上さんをはじめ福祉改善を目指す身近な人たちに感じる心地よさというのは、過去の延長にしっかり軸足を置いた上で変化を生む自発性を育む環境づくりやきっかけづくりに専念されている点。療育的視点や自己の意思決定を育む環境整備の延長にあるのも非常にしっくりきます。

    彼女のように"変える"ではなく、"変わる"を引き込む人材がもっと世の中に増えていけば、自ずと福祉の世界もより良いものになるのではないかと。記事を通して、多くの方々に1つでも多く気づきがあれば良いなと思います。


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