住友商事、食糧の非可食部分でバイオ燃料 25年にも量産
コメント
注目のコメント
さとうきびの絞りカスであるバガスは熱量が結構あるので、発電やスチーム用ボイラの燃料として使われてます。
非可食部の利用という観点で見ると稲籾殻も燃料にしたり籾殻くん炭にしたり。2次活用は既にそれなりにやられてる印象。バイオエタノールにするのは結構と思いますが、製造コストをかけて果たして見合う金額で売れるんですかね?記事中にもありますが、おそらく排水処理がかなり大変。第2世代バイオエタノールでは、植物の細胞壁の主要成分であるセルロースをエタノールまで変換させる必要があります。
セルラーゼの改良や、チェサピーク湾の沼地で発見されたバクテリア(サッカロファガス デグラダンス)の活用、トヨタによるネピアグラスと酵母を用いた製造法など多くのアプローチが研究されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB私も、究極はセルロースだと思っています(毎年、化石燃料の使用量を超える量が植物などにより生産されると推計されています)。
ただ、これを分解して「使える液体燃料生み出す」っていうお題は「死屍累々」。まともに社会で使えそうな提案は「ただの一つだって」ありません(それほど難しい、ってことです)。
なので当面は「植物由来」と言ったって、そのまま燃やして熱源にするか、発酵しやすいデンプン質を利用するか、にとどまる可能性が高いと思われます。
ただ、補助金だのなんだの(アメリカはバイオエタノールを補助金の力で無理くり社会にねじこんでます)で、「投資は比較的入りやすい(これもおそらく…)分野ですので、技術開発が進む期待はできるのでは?、と考えます。