【解説】アメリカの金利上昇、いよいよ「頂上」が見えてきた
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0.75%という、異例の「3倍速・利上げ」が4回連続となりました。歴史的な金融引き締め局面が続きます。
【今年のFOMCと結果】
6月15日:0.75%の利上げ ⤴️⤴️⤴️
7月27日:0.75%の利上げ ⤴️⤴️⤴️
9月21日:0.75%の利上げ ⤴️⤴️⤴️
11月2日:0.75%の利上げ ⤴️⤴️⤴️【今回】
これから日本経済へのマイナス影響も必至ですが、FRBの利上げという「山登り」も8合目あたり(?)で、いよいよ頂上も見えてきました。この記事のバナーで、岩城デザイナーとこの山登りを表現してみました。
<速報記事の議論も熱いです>
米FRB 4回連続0.75%大幅利上げ決定 インフレ抑制へ異例の対応(NHK)https://newspicks.com/news/7749961この記事のバナーが秀逸。
同じデザイナーの方が日本の現状をどう表現するか、見てみたい気がします。
利上げは、たしかに経済にダメージを与える行為です。しかしそれを敢えてしなければならない状況が今のアメリカにはあります。熱が高すぎるので、水風呂に入って物理的に体温を下げなければならないような状況です。
やりすぎると風邪をひいたり、それによる体調不良が長引いてしまうことがあります。そうなった典型例が日本のバブル叩き(叩きすぎ)からのバブル崩壊です。
水風呂に入るには、まず体温を正確に測る必要があり、体温が自律的に下がり始めている時にそれをやってしまうと、肺炎になってしまったりします。日本の失われた20年(30年!)がそれでした。
金融政策を適切に行うには、足元の経済を正確に把握すべき(精度の高い体温計を使うべき)で、そのためにビッグデータ(オルタナティブデータ)を日本はもっと活用すべきです。別記事でもコメントしましたが、今回のFOMCで思ったよりタカ派姿勢で米金利上昇ドル高圧力となりましたが、それでも147円台ですから、ドル高円安ピークアウトの可能性が高まりつつあるかもしれませんね。