日本経済をダメにする「ゾンビ企業」が、ここにきて急増してきた理由
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
ゾンビ化の背景として、事業の撤退や売却に対する「なんとなくネガティブ」なイメージもあるだろう。
本来は、事業を自社全体のポートフォリオに適うのもにし続け、全社戦略から外れる、新規投資の原資が必要といった状況に応じて、買い手がつく魅力があるうちに売却することが求められる。
しかし、なんのなくネガティブのイメージにより、収益が出るなら持ち続けよう/売却する必要はないという慣性力がはたらく。
そうなると、次に売却を検討する時には、もはやその事業が苦境に追い込まれており、結果的に売却益も少なく、次なる投資の原資を賄いきることもできない。
これは、野球のトレードにも同じ構図がみられる。
米国では、ハイパフォーマーを市場価値が高いうちに売却し、その収益でポテンシャルがある別の選手を買う。
今年大谷にトレード話が持ち上がっていたのも、そのひとつだろう(実際は残留となったが)
日本では、ハイパフォーマーは手放さず、パフォーマンスが下がるとトレードに出す。
なので、チームとしての安定的な戦力維持が難しく、数年単位で波が出がち。
結局、「事業は天下のまわりもの」。
いかに全社視点でありたい姿や大きな戦略を描けているかが問われる。
それがあれば、単独事業の目先収益で事業の要否を判断することなく、大局的視点から持つべき事業/手放すべき事業を判断することができる。
それを怠ると、事業も企業もはゾンビ化する。
価値があるからこそ手放し、もっと価値があることに先んじて取り組む、、、そうした企業としての思考回路や行動特性が一層問われているこの帝国データバンクがいう「ゾンビ企業」、
安直で表面的な財務数値だけで決めつけていて
本当に事実に即した表現なのか、
私は強い疑問を持ってます。
もし私が経営者で、何ら実態調査を伴わない数値だけで
自己の会社が「ゾンビ企業」って決めつけられたら、
名誉毀損で訴えたくなりますね。
斎藤陽さんのコメントに全面的に賛同します。この手の記事は定期的に出てくるけど、帝国データバンク自身が『ゾンビ企業』って表現を使っているんですよね。非常に失礼な話です。
※ 「ゾンビ企業」の属性分析
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p220804.html
必死に自分の会社、自分の仕事を守ろうとすることをゾンビと揶揄するような人間に、私はなりたくないですね。