「日本ではスタートアップが育たない」は本当?日本通の米国人専門家が語る“足りないもの”
コメント
注目のコメント
日本でそもそも起業する人が少ない理由は、
•日本の厳しい雇用規制
•挑戦に対する敬意より、失敗やリスクを悪とする日本のカルチャー
•絶対的なロールモデルの不足(シリアルアントレプレナーや成功した起業家が少ない)
そして起業したとしてもスタートアップが大きく育ちにくい要因は
•内需のみでも小さく上場できてしまい、グローバルを目指すインセンティブが弱い
(韓国は内需のみでは大きくなれないので、最初からグローバルを目指す)
•英語の壁が大きく海外進出のハードルが高い
•VC側もグローバルとのコネクションが弱い
などといった理由が考えられます。
ただ、遅かれ早かれ日本でも雇用規制も緩和されていくと思っています。
会社に依存しない、自分で道を切り開いていく起業が実は一番のリスクヘッジになる日も近いかもしれません。うーん、本質は、そうかなぁというのが正直なところ。
私の思考回路は、
カギとなるのは、起業家教育より、足りないのは、リスクをとる起業家の数が少ないこと。なぜ、リスクをとる起業家が出てこないといえば、成功事例が身の回りに少ないから。
教育ではない気がする。
「教育した通りにやっても成功するかわからないから、リスクをとらないのではないか?(仮説)」
頭でわかっても、アクション出来ないのは、日本の構造的な問題な気がする。
200億円、300億円で企業売り抜けた人材が、身の回りに出てくれば、「え、あの人ができるなら、俺も、私も」というような搔き立てるモチベーションこそが必要な気がする。あくまで一意見です。
また、新しい企業でなくても、新しい価値は生み出せるが、既存企業はしがらみがあるので、それがやりにくい。
本来は、既存の企業が、新しい価値を生み出した方がリスクは圧倒的に少ないが、イノベーションのジレンマなど、自前主義の脱却ができないなど、色々理由をつけてできなくなるのだと思う。「日本人は、周囲の行動や挑戦する様子を注意深く観察しています。周りの人々が挑戦していたり、既に取り組んでいたりすると分かれば、大きなリスクがあっても挑戦することができます。その一方、例えば、サーフィンをするのにとてもいい波が来るビーチが目の前にあったとしても、他にサーフィンをしている人がいなければ、日本人はその波に飛び込むことをためらってしまいがちです」
このポイントはまさにそうだと思っています!起業だけでなく、政治であれ、ライフスタイルであれ、あらゆるところでこの問題は現れています。だから、日本にはパイオニアが少ないです。
このペインは、スタートアップが初期から直面している問題でもあります(鶏が先か、卵が先か問題)。スタートアップが新商品やサービスを提供しようとすると、実績が問われるし、「他にどんな企業が当サービスを使っているか」が絶対見られるから。サービスや商品の良さで決めるのではなく、競合や多くの企業が新サービスを使っているのであれば使い、使っているところは少なかったら永遠に遠慮するから。要は、自分の判断や意見に自信がないということです。
日本の唯一嫌いなところです。率直に、変わらなければなりません。