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「冬将軍」という言葉があります。ロシアは冬の寒さを味方につけて、帝政時代にはナポレオン、ソ連時代にはナチス・ドイツの侵攻をそれぞれはね返してきました。

ウクライナ侵攻が始まって11カ月。本格的な冬がやって来ます。ロシアがウクライナのインフラ施設を攻撃し、停電や断水が起きているのは、まさに冬将軍によってウクライナを苦しめようとしているのでしょう。

ウクライナではロシアと同様、冬の暖房と言えばセントラル・ヒーティングが使われています。各地にある火力発電所で作られた熱湯を専用配管によって各家庭、事業所などに送る仕組みです。

建物内では熱湯が通る配管設備が壁などに設置され、その余熱がとても暖かく、室内ではTシャツでいられるほどです。

ロシアのミサイル攻撃はこの火力発電所も対象としている、非人道的な行為です。

ただ、寒さを知り尽くし、強いのはロシアだけではありません。ウクライナもまた極寒の地。寒さの耐え方も心得ています。

ウクライナ侵攻の起点の一つとも言える2013、2014年のマイダン革命を現地で取材しましたが、長期にわたってキーウ中心部を占拠し続けた抗議活動参加者たちがたき火をし、雪でバリケートを作る姿を目撃しました。

真冬の屋外でも彼らは力強く活動していました。

もちろん、それとは状況は違うわけですが、そんな精神力を持つ人たちを相手にこのような非道な攻撃をすることの逆効果、欧米のさらなる支援を呼び込むなど、ロシアの思惑通りにいくとは限らないでしょう。
マクロン大統領がゼレンスキー大統領との電話会談を行い、ウクライナの越冬などを支援すると述べたとのこと。
「フランスはウクライナの対空防御の強化を支援するほか、両首脳が12月13日にパリで、冬季のウクライナ国民を支援するための国際会合を開催することで合意したと表明」したとも。
某Proが面白い事言ってるみたいなので見に来た