ＩＡＥＡ、ウクライナで「汚い爆弾」巡る調査開始

コメント

注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2022年11月01日

  ウクライナには、原子力発電所が4か所にあります。
  　3か所はウクライナ政府の管理下にありますが、最大のザポリージェ原子力発電所はロシア軍の管理下にあり、しかも所長らのウクライナ人職員がロシア軍に拉致されて行方が知れません。
  
  IAEAが査察できるのは、ウクライナ政府管理下の3か所だけです。そこを査察しても、「汚い爆弾はなかった」で終わるでしょう。
  
  問題は、ロシア軍が管理していて、ウクライナ人職員のほとんども立ち入れなくなっている、ザポリージェ原子力発電所ですが、ここは、今はIAEAも立ち入りを拒否されています。
  　ロシア政府は、「ウクライナ軍がザポリージェ原子力発電所を爆破する準備をしている」と主張しています。