韓国の雑踏事故、153人死亡 密集転倒、日本人女性2人も犠牲
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梨泰院は、クラブが多く外国人も多いので昔からハロウィンは盛り上がる町だった。クラブは狭い道沿いにあるが、今回はそこの一つに有名BJ(ライバー)が来たということで特に人が集まってたらしい。その道は坂道で、後ろから押して前の方から連鎖的にみんなが転んで下敷きになったと。ハロウィンだったので消防局や警察署から来てもただのコスチュームだと思い道を開けてくれなかったのも死者が多く出た原因の一つかと思う。現場にたまたまいた医療関係者たちが2人1組でCPRを行ったが、どんどん負傷者が増え人力が不足し、AEDも使ったがそれも不足していたそう。それで市民も1人に5、6人が、ついてCPRを行ってたらしい。ハロウィンに人が集まることを予想し警察を200名程度配置したらしいが、そもそもこうなることを予想して警察をさらに投入すべきだったと思う。
関西の花火大会の時にもコメントしましたが、
こういった雑踏を警備員として警備する場合、現場の管理者は1平方メートルあたりの密度を元に対策や緊急の対応を取ります。
1平方メートルあたりにいれる人数の限界はおよそ10人前後です。
(現場では密度の判定を簡易的に5段階に分け、最前線にいる隊員が無線で本部に報告を上げるなどします)
最前線(1番密集している・しそうな箇所)からの報告を元に人が入ってくる入り口を絞り、必要であればより強い入場規制をかけるわけですが…
雑踏の怖い特徴として、
「軽薄・無責任・興奮・暴力・直情・付和雷同」があります。
すごく率直なことを申し上げるならば、全く話が通じなくなるし、簡単に恐慌状態に陥るということです。
また、入り口で絞って公道に影響が波及するなどした場合は押し切られることも往々にしてあり得ます。
端的に言えば地獄です。
韓国の大規模雑踏はだいたい警察官(もう廃止されるし詳しい話は割愛しますが、徴兵制度で警察の機動隊(義務警察)に配属されることもあります)がバスと一緒に大量に動員され、
ある程度強制力を働かせる印象があったし、起こってしまったことではありますが、この規模の現場なら警備計画も警察が当然絡んでただろうにこの惨状は腑に落ちません。留学時代、梨泰院には食事、ションピングでよく行った。梨泰院中心にあるハミルトンホテル横の坂道が報道で映っていた。よく歩いた路だった。ハロウイーンの日の大騒ぎは日本の渋谷でも問題視されてきたが、いまや先進国になった韓国でも起きたか。将来ある亡くなった若者たちのご冥福をお祈りします。
