日銀総裁、早期利上げ否定 円安「急速でマイナス」
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極端な例ですが、為替相場の乱高下を避けつつ、自国の金融政策の独立性を守ることを選択すれば、国際金融のトリレンマ的には、中国のように自由な資本移動をあきらることになります。
素人考えですが…
景気浮揚のために金融緩和を行うことは教科書にも書いてある通りだし、1980年代に円高不況からの脱却を目指してやったことと同じ。
1980年代は市場が即座に反応してバブル景気まで生み出したが、今回は10年近くやっても全く景気は良くなりませんよね。
また、欧米諸国は金融緩和したら市場の反応があるのに、今の日本はコストプッシュインフレしか起きないのはなぜなんでしょうか。
要するに、どれだけ金利を下げて資金を供給しても、日本企業や日本市場に投資する力や投資される魅力がないということなのではないでしょうか。これはもう根本的な問題であり、金融政策ではどうにもならない。
金利を上げたら企業の利払いは膨らむし、国債の利払いも膨張して国の借金も増える。一方、日本だけ利上げをしないと更に円安が進むだろう。為替介入など焼け石に水ですから。要するに誰もが納得する解決策などありません。
ここまで来たら、一度日本経済を壊して先進国として再生することを目指すのか。円安を活用して外国人の投資を呼び込みつつ、日本人は貧乏でも国内にいればそこそこ住みやすい程度の1.5流国を目指すのか、根本的な議論をするべき時期に来ている気がします。「(現行の)YCC(長短金利操作)と特に関係しているとは誰も考えていない」というコメントがありましたが、誰も考えてないってことはないでしょう。先般の国際会議でも「自分がワシントン出張時行った時にはこのままドル高が続くと考えている人はいなかった」といった趣旨のコメントがありましたが、それはいったい誰が言ってるのですか?という粗い情報発信になるくらいなら言わない方が良いように感じます。