アマゾン10-12月売上高見通し、市場予想下回る-株価急落
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アマゾンのオルサブスキーCFOは今年に入ってからの厳しい業績の背景として「3つのバケツ」(物価高、過剰キャパシティー、生産性低下)が主要減益要因だったと述べてきましたが、その重荷が下ろせていない状況です。さらにはアマゾンの売上増加率は過去と比較して大きく鈍化しており、売上水準がコストに比較して小さいことが減益の最大の要因です。米メガテック企業の業績と株価は景気後退懸念で厳しい状況となっていますが、今後も個人向けや広告依存の企業はより厳しく、法人向け・生産性向上サービスの企業はより堅調に推移すると予想されます。個人消費と法人動向を占う上でもGAFAMの業績と株価から目が離せない状況です。
注目のコメント
これだけの減益にて株価の下げは従前のベアマーケットも踏まえてさもありなんではあるものの、つぶさに見ると悪いことばかりでもない。
米国の赤字幅が毎四半期着実に減っている点は、この人件費高騰と景況感のなかでは悪くない出来栄えと評すべきだろう。
ただし最も懸念すべきポイントはクラウド事業の利益率の低下だろう。AWSは米国外においても米ドルベースの料金体系としているはずにてドル高影響は無いはず故、競争環境の激化によるものであるとするならば、いよいよ虎の子事業すらも鈍化という事になりこれこそ一大事である。ただしこの仮説が正しいかはまだ数四半期見ないと判然としないが。Amazonの決算。悪いですね… コマースはコストが大きくなりすぎ。人手不足の影響がもろに。AWSも成長鈍化。何よりガイダンスが予想を遥かに下回った。これは米国の景気減衰がはっきり見てとれる
ホリデーシーズンを含む10-12月期の売上高見通しは1400億-1480億ドル。アナリスト予想平均は1560億ドル