夜間でも酒が買える24時間顔認証決済。日本初「TRIAL GO 日佐店」に導入
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注目のコメント
次はこう来ましたね。
記事中では、以下が大事な点であろうと思います。
「4月に発表され、「TRIAL GO脇田店」にて関係者限定で運用を開始。トライアル社員のほか、メーカー、宮若市社員、総勢約250名が利用し、問題なく運用ができることが立証され、商品の購入時における時間短縮や夜間の買い物時の利便性が良いといった声があがったことから、一般導入フェーズに向けた実証実験を開始する。」
まず実験的にOKが出て実施する。フィージビリティ・スタディまでそれなりにコストが掛かると思いますが、まずは実験。ただしその時のGO/NO GOの判断は同社は明確に持っています。
そして、実際にやってみてOKなら少しずつ広げる。こうやって新規事業が開発されていくし、これが広がれば、メインの大型ストアでも導入できるかもしれません。
このあたりの新規事業開発などの仕組みについて詳細は、私が亀田社長にインタビューした記事がありますので、御覧ください。
https://bizzine.jp/article/detail/7118
https://bizzine.jp/article/detail/7119
単に新規事業開発をしているだけではなく、目指しているところが明確なのも重要です。
トライアルは、日本の小売チェーンの中では最もDXが進んでいる企業だと思いますが、彼らが目指しているのは、単に既存の事業をデジタル化することではなく、「ITとIoTを使ったサプライチェーンの最適化」です。サプライチェーンの最適化という言葉の意味は、いかにデータに基づいて作る量を少なくして地球環境への負荷とコストを下げ、顧客の負担を減らす(価格だけでなく、例えばレジ待ちの時間など)か、という、トータルでの流通の革新を意味しています。
このような戦略と経営層の支援と人材育成の仕組みがあって、始めてこのようなイノベーティブな企業で有り続けられるということですね。変革は一日にしてならず、です。顔登録の際の年齢確認はどうやっているのでしょう?顔写真付きの免許証やマイナンバーカード等でセルフ登録できると素晴らしいです。ネット会員登録では既にe-KYC(オンライン本人確認)として実用化されていますから技術的には実用化できるでしょう。
あとはホットスナックを無人で売る方法の発明が待たれます。4月の脇田店で250名の関係者のテスト運用をやったところ、問題なく運用できかつ利便性が良い声が上がったことから一般導入のテストへ。トライアルさんは本当に新しい取り組みを着実に進められます。