パナソニック「指定価格制度」 家電量販店はどう捉えているのか?
コメント
注目のコメント
この仕組みはメーカーによる在庫管理、ものづくりタームの適正化、「モノ」自体の魅力付け&競争力確保というメーカー側の仕事の仕組みを基本から見直さないと成り立ちません。相当な覚悟ですよね。
「モノ」と「接客の価値」を両方高めることも重要。
価格によらずに「選ばれて長く使っていただく」ことへの挑戦。
大量生産大量消費からの決別。新たな経済への挑戦でもありますよね。ちゃんと作って余らせずに利益も最大化し、(値引きなしで)顧客満足にも繋げる。「ものづくり」への自信がないとできないこと。注目ですよね。10年ほど前昔、メーカーの人間として某大手家電量販店の本部営業を担当していました。
リベート交渉という名の元、バイヤーから、毎度のミーティングでお金を積むよう求められます。バイヤーは商品の価値には興味がなく、値段を好きに踏める商品とその元手が欲しいようでした。
メーカーとしてリベートほど無駄な金はないです。バイヤーが神様と言われた時代の悪しき商習慣の一つです。店舗の販売応援とか、改装支援もまだまだ悪しき習慣として残っています。
店頭では未だにざらに他店対抗して値引きします!と言っているので、高い買い物する時は値段交渉しないと損です。メーカーはネットで価格崩れがないか随時チェックし、価格が崩れてきたら、型番変えて、またほぼ同じ商品を高値で出すという繰り返しです。
これだとものづくりではなくただの型番入れ替えゲームです。
こんな古い慣習がなくなるといいですね。パナが本当に良いものを作れているならば、良いと思う。ただこうなると、端的に言ってもはや家電量販店の付加価値はほとんど無いに等しいと感じる。
かつては製品説明や比較検討のアドバイザーとしての側面があり、メーカーに取っても一定数在庫として持ってくれるのでメリットがあったのだろうが、レビューサイトの台頭や消費スピードの加速でメリットが薄れている。
私は、家電量販店で買い物したのはここ10年でエアコンと洗濯機のみです。引越しでバタバタしてたから設置もやって欲しいというレベルで、時間があれば安い所で買って取り付けだけ別で頼もうと思ってました。
家電量販店は在庫買取だから有難いなどと思わずに、何か新しいビジネスモデルに乗り換えないと厳しいと思います。