【米中間選挙】マイケル・ムーアが「民主党圧勝」を確信する理由
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注目のコメント
世論調査は、共和党の優勢、共和党への支持がわずかですが上昇を続けていることを伝える結果ばかりです。
11月8日の各選挙で争われるのは、
上院改選議席 35
下院全議席 435
州知事選 39
です。
CNNですら、予測は伯仲しているものの、支持率では共和党有利です。
https://edition.cnn.com/election/2022
FiveThirtyEight.
https://projects.fivethirtyeight.com/2022-election-forecast/
全般によくいわれるのは、
上院では民主党が僅差で勝つ可能性があり、
下院では共和党が優勢、
知事選では共和党がやや優勢
というものです。
大方の注目点としては、下院では共和党が勝つとして、上院で民主党が勝てるかどうか、でしょう。
もっとも、長年莫大な予算をかけて行われてきた世論調査が、予測の確度が落ちている、というのは各国で少なからず起きていることです。
世論調査の技術が劣化したのではなく、社会の方が変わり、限られた数のサンプルでは予測できなくなってきているのでしょう。日本はそうでもないですが。
民主党、共和党、両党にいえることですが、米国社会の分断は、民主党 vs 共和党、というだけではなく、民主党内部、共和党内部でも深刻になっています。党内で対立していては、勝てるものも勝てないでしょう。
結局は、ウィスコンシン州のような近年の選挙で、両党が取ったり取られたりしている州の帰趨で、上院の勝敗は決まるでしょう。
その最大の要因は、経済であり、雇用であり、州内の産業が再生されているかどうか、ですが、現在のインフレは仕方がない向きもありますが、民主党の経済政策が高く支持されているとはいいがたいです。そもそもクリントン女史が敗れたとき「調査のやり方が根本的に間違っていたのでは?」という問題が業界を駆け巡ったといわれています。ソフトウェアがアメリカ人の長男に聞く限りバイデン不人気は相当なものなのですが、女性パワーを含め、アメリカがどれくらい変わろうとしているのか注目したいと思います。
民主党圧勝の理由は、人工妊娠中絶を共和党が転覆したこと。ムーアさんは「保守的なカトリックの原則に基づいた宗教命令に他ならない」とコメントしています。米国女性を中心にした反作用は無視できないでしょう。