女性の「生理」を男子校で教えたらどうなった? 「放課中に急いで交換」「蒸れやすく不快」 苦労を知った男子が見せた、驚きと優しさ
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男子校で、女性のことも含めた包括的性教育を行うことは、長期的な日本のジェンダーギャップ解消のためには必ず必要と思います。
社会全体の話だけでなく、一人ひとりの男性が、パートナーや家族や同僚に適切な配慮ができるように、そして生理の話だけでなく、避妊などについてもちゃんと知っておくことは、男性自身を守るためにもとても大事です。
今回の授業は、社会部の部員さんと、他校の女子生徒が参加、という形だったようですが、できればふつうの授業として男子校の生徒全員が聞くのが理想と思います。自分も男子校出身です。こういう授業をやってもらいたかった、と大人になってから思いました。
昔はなんとなくタブーというか、そんな空気があったと言われています。小学生の時に生理などの勉強をするのも女子だけで、男子は聞いちゃいけない、みたいなことがあったのを覚えています。
それもあってか、いまだに自分はナプキンなどは見たり触ったりしてはいけないもの、という意識がどこかにあります。
この記事の体験のように、どれくらい水分を吸収するのかとか、蒸れてしまうのかなどもまったくわかりません。
災害時などに支援が行き渡らなかったことや、いまもまだ各地で対策プランに女性特有の問題が含まれていないことなどは、対策のメンバーのジェンダーバランスが悪いなどがあげられますが、男性の知識や意識が足りていないことも問題です。
知ること、思いやりを持つこと、ほんとに大事ですね。
生理については、一部で話題になったこのマンガを読むのはオススメです。
ツキイチ!生理ちゃん
https://omocoro.jp/matome/113450/
生理などの話題の記事だと、一方向に「知ろう」みたいな感じでまとめられがちですが、さきほどの記事のしめくくりが良かったです。
「男性には男性特有の苦労や悩みがあり、それを全ての女性が理解しているとは限らない。大切なのは性差を理解した上で、どう相手に寄り添うかだ」日本はまだまだこうした性教育も含めた、男女の生物学的な性差について学ぶ機会がほとんどありません。しかし、それが女性活躍において実は非常にボトルネックになっていることに気づいている人も少ないと感じています。
私が、女性活躍のための研修で1番最初にお伝えすることが、実はヘルスリテラシー、まさに男女の性差についてです。女性ホルモンの話から、生理前症候群(PMS)、更年期障害や不妊治療まで、男女共にお伝えしています。なぜなら、それらによる経済損失が7000億、多いものでは1兆円を超え、女性管理職が増えない理由にもなっているからです。そしてもう一つ大事なことは、こうした自分自身の体のことを、女性もよく知らない、ということ。しかし、ヘルスリテラシーが高いことは、それだけ自分のパフォーマンスをコントロールできることにつながり、女性の自身にとってもプラスになることは証明されています。男性も女性も、まずは互いの違いを正しく理解することが、これからの女性活躍、そしてその先のダイバーシティには欠かせないことだと感じています。