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色々な原材料が値上がりしているのに3%だけなのか?というコメントがございますが、これは実感として正しいお話で、あくまで加重平均して3%になったということですから局所的には相当痛みを被っている部分もあるという考え方は大事かと思います。

もっとも、世界はこの2-3倍のペースで上がっているのでREER上の円安は加速が予想されます。
家を持つ人が家賃を払ったら、という架空の数字を除く総合的な物価の前年比は次の通りです。
1月 0.6%  
2月 1.1% 
3月 1.5% 
4月 3.0% 
5月 2.9%
6月 2.8%
7月 3.1%
8月 3.5%
9月 3.5%
おそらく、これが私ら庶民の実感に近いところでしょう。資源価格の上昇はひところに比べて落ち着きましたが、金融緩和による円安が起こすインフレは真綿で首を絞めるように庶民の生活を脅かします。9月の物価上昇のうち1.1%(前年比4.2%上昇)は食料で、1%は水道光熱費(前年比14.9%)が占めています。医療、交通といった政府統制下にある料金は上がっていませんが、食料4.2%、水道光熱費14.9%以外にも、家具・家事用品6.6%など身近なところで4%、5%の上昇は目白押し。政府が借金で補助金をばら撒いてガソリン等の値段を下げてこれですから、インフレ圧力は表面以上に強くなっていそうです。異常な金融緩和はいずれこうした事態を引き起こすと懸念して来ましたが、いよいよ来たか、との感が拭えません。日銀等が言う通り一時的なもので終ってくれるといいのだけれど、欧米の中銀も、インフレ当初は似たようなことを言っていましたからね・・・ (・・;
ちなみに、財は前年比+5.7%の上昇で、サービスは同+0.2%の上昇にとどまっています。
【いかに自分ごとにするか】

為替も物価上昇も、いつまでも国や政府に文句を言っているだけではダメですよね。誰かに期待出来ないなら、自分でやるしかないです。単価の引き上げ、原価の低減、クロスセル、アップセル、既存顧客がついて来れないなら、新たに新規開拓するしかないですよね。

この春から、真っ先に原材料上昇を煽りを受けた、キューピー、花王、味の素など、消費財メーカーは既にここを克服し、「次」に向かっています。一方でオムロンはキーエンス、ミスミグループに比べて調達改善に後手に回り、今苦労しています。

要は経営は障害物競争なので、平均台をわたり、アンパンに口つき、そして最後のネットをくぐり抜けた後に、最初にゴールした時の後続との距離の差は、思った以上に開いているということです。

いかに「自分ごと」として考え、早めに手を打つかどうか。これは個人でも法人でも、大企業でもベンチャーでも同じ気がします。
長い間デフレが続いていましたからね〜。

デフレの影響で大幅に目減りした給料は据え置きで、物価だけが上がっています。

ただ、欧米に比べればインフレ率は極めて低い方で、特に欧州と比べれば経済的には安定しています。
食品に限らず様々な原材料が値上がりしている今、3%の上昇率というのは、たったそれだけ?という感覚です。
今後原材料の値下がりの要素が見えてこないと、各企業の我慢もいずれ限界を迎え販売価格への転嫁が増えるでしょうから、物価上昇の本番はこれからではないでしょうか。
個人的には、先日、久しぶりにつばめグリルで夕ごはんを食べた時、あー高くなった!と実感…
値上がりしたのは肉料理。

ホテルなどの宿泊施設はダイナミックプライシングで閑散期を選べば良いけど、3度のごはんは安い時に食い溜め出来ないですしね、やはり、食料品の値上げは身に染みます。
いわゆるコアコア指数を見るのも重要であるという意見には当然一理ある。しかし、日銀と政府の間で結んだ物価協定は、コア指数を参照する事になっている。ここでコアコアの動向で政府が対応を決めるならゴールを動かすという話なので説明が必要。従って、政府の対応という事に関しては今のところコア指数の動向が重要であり、経済財政諮問会議の物価点検の集中会合が本来注目されるはずなのだが、形骸化し切っていて殆ど注目されない。また、本来的には日銀だけで物価への対応は決められない状態なのかもしれないが、とにかく物価協定はグダグダで、かつて「目途」では駄目で「目標」にしろとか、日銀の目標を縛れ(そのための政策協定)とか言って、散々以前の日銀を批判していたリフレ派の言う通りには全くいってはいない。
これは良くないインフレと言われる、スタグフレーションの状況ですよね。コメントを読むと、本当に大事なのはコアコア指数とな。勉強になります。
コアコアCPIは1.8%の上昇に過ぎないので、利上げしろーとか言ってるヤツはまだまだですね。