日銀が臨時国債買い入れオペ通知-9月27日以来
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どれほど円安が進もうとインフレで庶民が困ろうと原理主義的に金利を抑え続けるほか無くなったかに見える日銀ですから、こうした措置にもはや驚きはありません。経済の体温計である長期金利を人為的に操作して活動を歪める弊害はYCC導入の当初から囁かれていたことですが、円安でいよいよそれが表面化して来たように感じます。
とはいえいまさら体温計を普通に働かせたら、それこそ水銀柱が破裂しかねません。カンフル剤を打ち続け、経済活動の随所に歪が溜まって基礎体力が落ちて行きそうなことが日本の未来のために心配です (・・:ここ最近、国債の取引が不成立な事態が続いていましたので、供給過多で国債価格が下がり利率が上がることは懸念されます。それを考えるとここで取引を、という流れを作っておくことは手なのかと思います。
あわせて、米ドル高円安は金利差で進んでいる面は否めなく、そうするとさらなる介入の可能性もあります。そうした際に、求める(円安是正の)水準に来る際に金利・利子率が上がる可能性は上がる可能性がありますので、ここはしっかり買いますよ、という表明ということかと思われます。