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ただ9月分単月で見ると、季節調整値で貿易赤字は大幅に縮小してますね。
具体的には輸出+3.2%、輸入▲0.6%で貿易赤字▲14%です。
原油など一次産品価格の下落が効いていることも一因でしょう。
季調での変調が経常収支に反映されるまで今少し時間がかかるので、需給で円売りというネタはもうしばらく触れることになると思います。

もっとも、赤字幅のピークアウトでも「赤字は赤字」なので円売り超過であることに何の変りもないという話ではありますが。
上期も9月単月も貿易赤字大幅拡大の要因は、エネルギー資源の価格上昇と円安の要因で、輸入数量は寧ろ減り気味です。円安になっても輸出数量は上半期全体では減り気味で、生産が回復傾向にある自動車などは足元で多少盛り返しているようですが、金額ベースでの輸入の急増に追いつきません。
日本で働き日本で稼ぐほかない多くの国民にとって、資源価格と円安で日本の富が流出する形の貿易収支の悪化は望ましいことではありません。我が国が貿易収支で黒字を稼ぐ国から所得収支で黒字を稼ぐ国に転じて久しいですが、国民の懐に直接入るのは、なんといっても日本で価値を生んで外国から稼ぐ貿易ですからね・・・
政府が巨額の赤字と借金を抱える中で日本経済が安定を保つには、経常収支が恒常的に赤字を保つことが必須です。最近の貿易収支の悪化はそれさえも脅かしかねない勢いです。暫くは動きから目を離せそうにありません (・・;
円安は輸出に有利というのが経済の授業で植え付けられていたので、貿易収支は黒字なのかと思っていましたが、かなり赤字なんですね。でも黒字でも赤字でも、海外の製品があって日本の生活が成り立っているので頼りすぎは良くないですがあまり悲観する必要はないと思います。
為替要因や資源高・供給制約等、輸出輸入ともに赤字拡大に寄与する要因が重なっていたのだと思います。
下半期については、円安は進んでいるもののその他の要因は落ち着いてきており、赤字幅は縮小が見込まれます。
財務省が発表したことし4月から9月までの今年度上半期の貿易統計は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が11兆75億円の赤字となったとのこと。

こちら、財務省の統計です。
https://www.customs.go.jp/toukei/latest/index.htm
もう数字の感覚がおかしくなってきます…
日本経済が衰退した原因

・中小企業を優遇し無駄に税金を投入しているせいで生産性が低い企業が潰れない(いわゆるゾンビ企業)

・金銭解雇が出来ないため働かない社員が多い(いわゆる社内失業)