【FT社説】葬り去られた「トラソノミクス」 トラス英首相の経済政策に新財務相が大ナタ、辞任も時間の問題
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
「トラソノミクス」において個人的に認識を改めたのは、実は労働党の姿勢です。
2010年以降は保守党が与党となり首相を輩出していますので、どうしても労働党は「最大野党」「ヤジの飛ばし方が上手」「何にでも噛み付く」「スコットランドの人が多い(訛りが聞き取りづらい)」みたいな印象が大きかったんです。
でも、トラス政権の初期の初期に労働党が飛ばしていたヤジは単にクワシ氏を叩くだけではなく理路整然としていました。
まだクワシ氏がぼんやりとしかMini-budgetの概要を説明していない段階でも、ちゃんと「そんなことをしたら市場が混乱する」「ポンド安によってより物価高を煽る」「世論は富裕層待遇となる減税を許容しない」ということをハッキリと発言しています。
そしてその通りになりました。
ヤジが上手なスコティッシュおじさま集団ではないんだなと、私のパラダイムは大きく変わりました。サッチャー元首相と比較もされるトラス首相ですが、政策とスタンスに関してはまったく似ていない、という印象です。
置かれている英国の経済状況は似ているのですが。