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アルバニアがイランと断交、7月のサイバー攻撃巡り
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アルバニア、イランと断交 サイバー攻撃理由に
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◎アルバニア、イランとの断交表明
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アルバニア、イランとの断交表明 7月のサイバー攻撃関与理由(時事通信)
Yahoo!ニュース 1Pick
国交のある国として、ウクライナ政府がイラン政府に抗議するのは当然でしょう。
それでは、国交を断絶したとして、それがイランのロシアへの兵器売却を阻止できるかというと、そういう効果は無いでしょう。
ウクライナが、イランに小麦とか何かの資源を供給している重要な貿易相手国であるとかなら別ですが、そういうカードも無いです。
イランは、ロシアに大きく肩入れすることで、国際的に失うものはありますが、それを計算したうえで、ロシアと組む利益の方を優先しています。
イランは、今月中に数百発の弾道ミサイルをロシア軍に供給します。
今年中は、ロシアはウクライナに撃ちこむミサイルの数に不足することはなくなるでしょう。
それを阻止できるとしたら、イラン本土かロシア本土、もしくは輸送路のカスピ海で、輸送されているミサイルを攻撃して破壊することだけです。
ウクライナはイスラエルへの支援を求めており、イスラエルはもちろん反イランですのでウクライナを喜んで支援しそうなものですが、事はそう単純ではありません。イスラエルはロシアとの関係を悪化させることにメリットが感じておらず、ロシアが引き続きシリアでの影響力を維持している間は、ロシアを敵に回したくないのです。ですから、簡単にウクライナ支援に踏み切れるわけではありません。
そんな中、こうした「断交」を提案する動きにはすごく意味があるかと思います。ロシアに肩入れしたら「世界」とまではいはなくても西側諸国全体から総スカンを食らうかも知れない。ウクライナとしてはその流れを作りたいはずです。
しかし、そのイラン自体が今、国内で国中に反政府抗議が広がって、大問題を抱えている状況。本当だったら劣勢のロシアに武器を提供するよりも、彼ら自身の体制が持つかどうかが最大の懸念事項でしょう。
ロシアにとってこれが「負け戦」になった場合、イランに加え、シリアのアサド政権は持つのだろうか、また両者が倒れたら、イラクやレバノンはどうなるのかなどと考えてしまいます。プーチンがはじめたウクライナ侵攻がもたらす世界的なインパクトは今後数年で更に大きくなるかもしれません。
他方、NATOは射程300kmのATACMS誘導弾の提供を拒んでいる。