2022/10/19

【解説】アメリカで進む「ガソリン車ゼロ」。日本勢は対応できるか

NewsPicks編集部 記者
アメリカで、ガソリン車を廃止する動きが加速しています。
米国最大のクルマ市場であるカリフォルニア州に続いて、9月末には、ニューヨーク州も2035年までにガソリン車の新車販売を禁止すると発表しました。
二酸化炭素を排出しない「ゼロ・エミッション車」の割合を段階的に増やしていき、2035年までに100%にするという計画です。
ゼロ・エミッション車に含まれるのは、電気自動車(BEV)、燃料電池自動車(FCV)、そして電池だけで約80km以上走れるプラグインハイブリッド車(PHEV)です。
日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車(HEV)は、ゼロ・エミッション車に含まれません。
ここでひとつ、クイズです。
トヨタ、ホンダ、日産が2021年に北米で販売した自動車のうち、ゼロ・エミッション車に該当するのはそれぞれ何%でしょうか。
この数字を踏まえた上で、今回はアメリカのガソリン車規制が日本の車メーカーにとって何を意味するのか、ひもといていきます。
INDEX
  • アメリカのガソリン車規制って?
  • EVは、どれくらい広まっているの?
  • 日本メーカーの現在地と戦略
  • ■トヨタ
  • ■ホンダ
  • ■日産