ロボアド地殻変動 ウェルスナビ超え、SBIに秘策: NIKKEI Financial

コメント

注目のコメント

• 大原 啓一

  株式会社日本資産運用基盤グループ 代表取締役社長

  ・2022年10月17日

  リテール金融業界の地殻変動をより広い視点でとらえると、従来型証券ビジネス（ブローカレッジ）や資産運用ビジネス（アセットマネジメント）が付加価値のコモディティ化と利潤の消失により転換点を迎えるなか、新たな主戦場が個人向け投資一任ビジネス（inc ファンドラップ/ロボアド）に移行してきているということと整理できます。
  そのなかで大手金融機関が持ち得ない強みで市場を開拓しようとしているのが本記事で紹介されているウェルスナビやFOLIOのような金融スタートアップ企業であり、大手金融機関がレガシーシステム等の整理に身動きが取りにくいなか、これら新興勢が今後の市場開拓を主導していく流れは一部の領域で否定できないと考えます。
  また、本記事で取り上げられている個人向け投資一任ビジネスの領域は主にフロント側（投資一任サービスの運営や顧客接点を担う主体側）ですが、投資一任ビジネスの基盤を担うバック側においても、弊社・日本資産運用基盤をはじめ複数の金融スタートアップがそれぞれの強みを連携させつつ、市場開拓を主導していることも付言させて頂きたいと思います。