米VC、レイトステージ案件急減、市場の混乱と評価額への懸念で
コメント
選択しているユーザー
リーマンの時は、こういう時期に力強く成長していたスタートアップが、結果として息の長いユニコーンになっていたり、でしたね。レイターだけでなく、基本全部のステージで案件減少してますし、相対的に融資/debtでRunwayを伸ばす選択が増えてるのは確かに見えますが、企業の実態や自力が現れてくらのはこれからだと思います。
注目のコメント
レイトステージ案件が減少しているのは、ダウンラウンドをやるぐらいならキャッシュアウトを抑えてRunwayを引き伸ばし、市場が回復するのを待とうとしている企業が多いのも要因でしょう。Exitが低調なのも同様です。
onl.tw/L55i48g
https://pitchbook.com/news/articles/adobe-figma-startup-acquisitions-outlook
そんな中、ダウンラウンドをやりたくない企業が付帯条件で譲歩したり(残余財産分配権でx2-x3を許容する)、Venture Debtが盛り上がっているという話もあるようです。
https://www.theinformation.com/articles/startups-avoid-valuation-cuts-with-up-rounds-in-name-only?eu=6UkJxC2rqyiNdjwpg8BOKA&utm_source=ti_app
onl.tw/jcwtpLw
今後の見通しについては、ポジティブな意見もある一方、引き続きこの状況が続くのではという意見も同じくらい耳にしますレイトステージは2018年以来の数年+特に2021年がクレージーだったので、反動がきています。気の利いたところは去年までに十分資金を取って、今年はダウンランドでわざわざ調達しなくてもいいとじっとしているという話も聞きます。
資金のここ数年のクレージー期に活躍した非VCのファンドが静かになり、最近はメジャー投資家として見慣れたVCが多く見られるようになっているように思います。レイトステージはやはりIPO市場次第なので引き続き厳しそうですが、直近シリーズAとかでは米国VCはこれ以上下がらないと見ているという意見をかなり見かけるようになり、これから積極投資していくVCが増える気がしています。
また、Decibel Partnersの調査によると米国VCはドライパウダー(未投資のファンド資金)が2900億ドルと20年比約50%まで積み上がっており、4Qから徐々に投資ペースがあがり、来年1Qには大型案件も増えていくのではないかという見通しも出るようになっています。このタイミングで思い切った投資ができるかでVCは成否が決まりそうですね。
https://www.theinformation.com/articles/venture-firms-290-billion-dry-powder-is-about-to-revive-startup-funding