次世代型提携クレカ発行のナッジ、シリーズA2で事業会社や金融機関系VCから資金調達——累積調達額は35億円超
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小ロット、少額与信で発行できるクレジットカードであるNudge。このマーケット環境下で、累計35億調達は流石ですね。Fintech業界の重鎮である沖田さんの信用力と期待値の高さを感じます。
出資各社も、大手VCや事業会社が並んでおり事業提携等のシナジーも期待できそうな顔ぶれです。
Nudgeさんは、ファンコミュニティの醸成や、決済することでインセンティブとしてNFTがもらえるCashless to earnなど、新しい取り組みをされているので、決済単体での収益化が難しいこの業界において、後払いや金融サービスへの流し込みではない、新しいマネタイズのモデルが生まれるのではないかと、楽しみにしております。
注目のコメント
Nudgeさんの調達に関する記事。記事でも紹介されていますが、カード利用でお気に入りのチームやアーティストを応援できるクラブの仕組み、アーティストのNFTが入手できる実証実験「Cashless to earn」などユニークな体験を提供されています。
この環境下でシリーズA 23.5億円という調達規模もさることながら、KDDI、伊藤忠、三菱商事、ベルシステム24、三菱UFJイノベーション・パートナーズなど錚々たるCVCから資本提供を受けている点に戦略性を感じます。
Nudge代表の沖田さんは、econtext ASIAをHKEX上場に導き、SBI Ripple Asiaの代表も務められた実績のある起業家です。Fintech協会の会長でもあり、海外事情の知見やルールメイキングを含めた重層的な構想力とオープンイノベーション戦略で「Web3時代のチャレンジャーバンク」を今後も推進されていくと思います。刺激を受けますね。アーティストやスポーツチームのファンマーケティングでオリジナルのクレジットカードを発行するナッジ。今年3月の実証実験では加藤ミリヤさん、松井秀喜さんのチャリティークラブがオリジナルのクレジットカードを発行するとともにデジタルコンテンツをNFT化して限定配布するという非常に面白い取り組みをしていました(②参考)。
ナッジのCEOは現ベリトランスの立ち上げ、econtext ASIA社を共同創業して香港証券取引所に上場に導いたほか、SBI Ripple Asia株式会社代表取締役などを務めた沖田氏ということもあり、今後の展開が楽しみです。
資金調達 プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000073456.html
次世代型クレジットカードNudge、カード利用でアーティストの「NFT」が入手できる実証実験 "Cashless to earn" を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000073456.html