トヨタ、実験都市の建物着工へ 11月、静岡県裾野市
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日本のスマートシティは行政が主導する形になっていますが、それによる弊害(補助金ありき、予算による短期志向など)もあり、民間主体の事業として注目されます。
Purpose(Why)、Vision(What)、Mission(How)が発表されていますが、以下のような点が気になります。
Purposeについては「幸せの量産」の「量産」が、(トヨタが考える)最大公約数みたいなものではなく、それぞれ違っていい、というWell-Beingの最新の研究・理解を生かしたものになるかどうか。
Visionについては「モビリティの拡張」が、技術中心でサービスをつくるものではなく、人間中心になるかどうか。モビリティは車や輸送という枠を超えて暮らしや社会を変える力があるのは、例えばジョン・アーリの『モビリティーズ』にあるようにこれまで研究されています。アーリは、モビリティのシステムが人間の主体性を奪う暗い未来の可能性も示しており、裾野でどんな暮らしが立ち現れるのか楽しみです。
Missionについては、上手く失敗できるか、フラットかつオープンな他者との共創ができるかといった、日本の優良企業が必ずしも得意でない行動が問われます。「リビング・ラボ」といいながら、社内で企画を通すために無難な落とし所が最初から決まっていたり、逆に、挑戦すると組織と戦って消耗する、というのは何度も見ています。これは精神論では難しく、人事や知財や経理などのルールを変える必要があります。
注目のコメント
初期段階では、2,000名ほどの住民が暮らすことが前提のようです。生活環境に、自動運転やロボット、IoTなどの技術を取り入れる。トヨタの私用地にすることで、実際に最新の自動運転技術や、一人乗りのコンパクトカーなども、法令に触れずに住環境に即して実験することができる。これからどのような研究結果が出てくるのか、とても楽しみです!
ついに・・・!
Toyota Woven Cityめちゃくちゃ楽しみにしています!いつか何かしらのカタチで関わることが出来たら、と思っていますが、まずは無事に完成しますように!