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投稿された写真や公開データが軍事作戦の手がかりに。オープンソースの情報を用いた諜報活動が加速している

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  • 株式会社インターネットイニシアティブ ビジネスリスク・データ保護コンサルタント CIPP/E 中小企業診断士

    自衛隊では、部隊行動中の携帯電話やSNSの使用は禁止されていました。秘密保全が理由ですが、その背景にあるのが、SNSへの投稿内容で部隊行動が明らかになることです。インターネットの使用は、個人の自由との関係で、どこまで規制するかにいつも頭を悩ませていましたが、普段から地道に部下に説明することで、幸いにも勤務期間中に事故は発生しませんでした。

    むかし先輩から、給養員(部隊の食事を作る職種)でも、パン釜の煙で敵の規模がわかるということを言われ、それが今でも記憶に残っています。OSINTの恐ろしいところは、誰もが情報資料を入手できることだけでなく、誰もが自分の専門性で情報分析し、それを発信できることです。そして、誰がどのような専門性を持っているかを把握し、強制力をもってそれを止めさせることは、いかなる権力であってもできません。
    現代のネット社会は、情報源、分析基盤、情報発信基盤の全ての機能を備えています。一個人であっても大きなコストを負うことなく、「戦争に参加できる」ようになりました。そのような世の中が今後どのように変化するのか、注視していきたいと思います。


注目のコメント

  • 金沢大学人間社会学域国際学類/ 第二期Student Picker

    スパイなど人間本体が最大の情報ツールであったHUMINTの時代から、人工衛星とインターネットを駆使したSIGINT、そして現代ではSNSや個人が投稿する画像などのデジタルデータから情報を分析するOSINTへと、情報戦のフレームワークが変化してきた中でウクライナでどのようにOSINTが活用されているのかが分かりやすくて勉強になりました。
    OSINTを学生でも分かりやすく解説すると友人のInstagramのストーリーとその人の友達のストーリーなんかをつなぎ合わせたりして誰とどこでいつ遊んでいるのか推測してみる、みたいな感じですかね。大好きな人が自分の友達と遊んでいる!これはなにか次の手を打たないと!みたいなところまで入ってくるとOSINTを基にした作戦計画になるのかもしれません笑

    しかし、これは誰もが諜報行為に無意識・意識的関わらずに関与することを意味しており、国際法など一般的な定義においてそのような行為を働く人間は戦闘員として分類されるのかどうかが気になりました。もし戦闘員と見なされるのであれば攻撃されてもなにも言えませんが、戦闘員と見なされていない状態で攻撃されればそれは無差別攻撃などに分類されるように思います。しかし、またここで見た目だけでは諜報行為を働いているのかが分からないという問題があるように思います。難しい...


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    毎日新聞 客員編集委員

    オシントの力を丹念にまとめた良記事です。「Bellingcat」が始めた取り組みが、ここまで専門化し広範に広がったことに感慨すら覚えます。ウクライナ軍がワグネルの攻撃に使った例が詳しくのべられていますが、ミャンマーでも軍の犯罪を市民が告発する手段として大きな成果をあげています。ただ、弱者が強者に立ち向かう武器として機能する一方、権力の市民監視にも極めて強力な装置です。メディアの立場から言うと、日本のメディアも早くこのスキルに追いつかないといけません。今、オシントを使えているのは、NHKぐらいではないでしょうか。


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