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【斎藤環】なぜ、発達障害が「バブル化」しているのか?

NewsPicks編集部
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  • NewsPicks パブリッシング編集長

    「発達障害とは特定の機能低下をもって診断するのではなく、「個人の脳機能と環境とのマッチング」によって決まるものだと言えます。」
    この考え方は僕たちと無縁ではありません。NewsPicks読者の多くは常に自分の能力が査定され成長を促される能力主義の世界を生きていると思いますが、この「能力」も環境依存・文脈依存的です。たとえば臆病なこと、リスクに敏感なことは強みにも弱みにもなる。障害や能力をあたかも独立した「ボール」のようなものに見立て、人間という引き出しを開けてそこに「ボールがあった、なかった」と診断するような悪い意味での個人主義には本当に注意したいですね。


注目のコメント

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    認定NPO法人PIECES 代表理事 /児童精神科医

    発達障害は、未だ研究途上でもあり、その診断基準も定期的に変化してきた。

    また、診断は基本的に顕在化している(あるいは過去していたことも合わせての)困り事を聴くことでの診断であるからこそ、記事にある通り丁寧にその方のヒストリーを聴き、複数場面において何が起こっているかをみていく必要がある。
    ADIRとADOS、PARSなどさまざまな半構造化面接や観察のためのフレームがあり、そのどれもが時間を必要とし、ライフコースの視点と複数場面/状況での視点が取り入れられている。

    書いてある通り脳波などで診断はできない。


    また、環境と個人の特性との相互作用により発達障害によるニーズや困難はうまれる。

    そして、診断は、その先にその人がどんな病気や特性をもっていてもその人として生きていける権利が大切にされる社会と選択肢とそこにアクセス可能な環境があって意味をなす。

    環境と個人との相互作用をスムーズにしていくための環境調整がないままに、個人の特性を無理やり今の環境に合わせたり、環境から取り除くために発達障害と診断されてしまうのは、大人側の都合にすぎず、本来の診断の意味や目的、診断の基準からも大きく外れてしまう。

    また、時に似たような困難や本人や周りの困りごとが、発達障害とは違う背景からでていることもある。
    危機が続いていたら、人は過覚醒になり、刺激に敏感になり、普段なら反応しないことに反応し、危機に対してのリソースがさかれるため他のことへの集中力が低下し、普段イライラしないことでイライラしたり怒りっぽくなることがある。
    例えばこの一場面だけを切り取り、多動で集中できないから発達障害です、とするのは誤診である。

    繰り返しになるが、診断がなされるとしたら、丁寧にヒストリーを聴き、複数場面における本人と環境の相互作用をみたてる必要がある。
    そして、本人にとって必要であり、本人と環境の相互作用にアプローチできる時、診断は意味をなすのではないだろうか。


  • 株式会社薬や調剤薬局 代表取締役 薬剤師

    コロナ禍に入って患者さまの動きが興味深かったのが精神科、心療内科の処方箋でした。処方箋の受付枚数の総数はコロナ前より変わらない、もしくは微増傾向ではありますが患者さまがごろっと入れ替わったのが印象に残ってます。

     1年以上うつ病で悩んでた患者さまが在宅ワークへの変更やルーティンの変化で体調が一気に改善されて笑いながら薬局を後にした背中を今でも覚えています。「治療を続けてたおかげで生活を壊さずに立ち直れる機会まで耐えることができた」とおっしゃられてたのが印象的でした。逆にコロナ禍の漠然とした不安から体調を崩された患者さまも多くおります。

     メンタルヘルスの治療は短期で終わらないことが多いですが、ちゃんと回復される患者さまを見られるのは医療人としてとても嬉しく感じます。(結果として患者さまとお会いできなくなるのは色んな意味で寂しいですが...)

     薬局は近隣の医療機関の情報が最も集まりやすい施設です。
    体調を崩されたときに何科のクリニックにかかったら良いかと迷ったときは是非とも薬局にお越しください。
    薬剤師への相談は保険点数が一切つきませんので無料です!!(←これ大事)お気軽にご相談ください。


  • NewsPicks +d編成ディレクター

    「自分が発達障害ではないか」と思い込んでいた娘に付き合って、某ブレインクリニックを受診したことがあります。

    とりあえず悩む娘が納得できるなら、と受診してみました。
    脳波を取って刺激を与えたときの色の変化を見ての診断でしたが、「この部分の反応が出にくいということは、発達障害の可能性もあるグレーゾーン」みたいなことを言われました。しかし、カウンセリングの時間は短く、患者側が一方的に話をするだけ。診断した医師の話もあいまいで、全く納得できないものでした。

    ブレインクリニックは、とにかく混んでいて、予約を取るのも大変でした。
    そしていいお値段もしました。

    これは「発達障害ビジネスだな」という印象を受けました。

    確かに娘は小さいころから、かんしゃくを起こしやすかったり、こだわりが強め、皮膚の感覚が敏感など、「発達障害」に関する本を読んでいると当てはまると思ってしまうような感じではありましたが、年齢を重ねるにつれて、自分なりに対応方法も身に着けています。

    人には、得手不得手があるのは当然。
    怒りっぽかったり、忘れっぽかったり、気持ちにむらがあったり、かつては「性格」と言われていたものを、現代は何でもかんでも「発達障害なので」ということにしてしまおうとしていないでしょうか。

    私自身は、それを「脳の問題」としてひとくくりに「発達障害」と決めつけてしまう現状に疑問を持っています。
    しかし、そう診断されたがっている大人や、自分の子どもをそう診断されたがっている人が多い気がします。

    発達障害バブル、実感しています。


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