• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【ルポ】増殖する「発達障害ビジネス」を徹底調査する

NewsPicks編集部
984
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • 堤産業医オフィス 代表産業医・精神科医

    実は産業医・精神科医として、一部の自由診療TMSクリニックは間接的に関わる機会が少なくありません。

    「脳波検査の結果から発達障害と言われ、磁気治療を勧められた」という相談を、社員や患者さんから受けるのです。

    そしてその「診断」を下した医師の経歴を調べると、精神科経験が乏しい「にわか精神科医」にもしばしば遭遇します。

    スポーツやカルチャーが流行・定着するためには「にわか層」を取り込むことが重要と言われています。エンタメとしての要素があるので、楽しむ人が増え発展することは好ましいと思います。

    ラグビーワールドカップの成功には幅広いファン層を獲得する努力があったと言われています。

    しかし、人生を左右しうる医療において「にわか」が蔓延ることには危機感を覚えます。

    前回の記事でも触れられたように、その背景は複雑です。
    国、企業、個人それぞれが政策、企業内施策、リテラシーの向上などで対応していく必要があるでしょう。


  • 発達専門小児科医ママ友ドクター 子どものこころ専門医 Kids Develop Research代表

    潜入ルポをしくれた方々に感謝です。実態は思っているより煩雑そうですね…もっと丁寧な聞き取り、カウンセリングが必要だしその人の人生を左右する治療…のはずだけど…。

    私は大人は専門でないし、発達専門の小児科医なので、とにかく子供たちへの影響が気になる。たしかに予約がネットとかですぐ取りやすいので検査などのハードルは低そう。すぐにでもなんとか我が子を助けてほしい親は藁にもすがる思いで受診する。けど、子どもたちの困りごとを減らして成長させるためのアプローチ、親への子育てアドバイスやマインドシフトはそう簡単じゃない。私は専門外来担当していたころからいつも、私との面談後に親が思い詰めるようなことには絶対にさせない!という責任感のもと、必死に(頭フル回転させ)接してきた。親と子の人生を背負っているんだ、くらいの覚悟があるんだけどな…


  • badge
    埼玉大学経済経営系大学院 准教授

    それなりに生きづらさや困り事を抱えた人がそこにやってきて、「あなたの生きづらさの原因はこれなのです」「それを治すにはこの高額の商品を買うことを勧めます」というのは、昨今問題の何かと構図が似ていますね。しかし、ではなぜそうなるのかというのが考えるべき点です。
    東京大学で障害者の当事者研究を研究されている熊谷先生は、障害とは個人の中ではなく社会の側にあると述べています。
    例えば、街の段差が、身体のなんらかの傾向を「障害」にしますよね。
    なんらかの個人の属性、傾向性を迷惑だとか、邪魔だとかそういうリアクションによってその属性、傾向性が「障害」になる、ということです。
    発達障害についても、果たして個人の内側の問題として、ただ治されるべきものなのでしょうか。本人の生きづらさは、果たして本人だけが解決すべき問題なのでしょうか。
    実は関係的、社会的な問題構築過程によって病人化されていることを個人に押し付け続けた結果が、前回の予約が取れない問題や、こうした怪しげな「治療」へと繋がっているのではないかと思います。社会における孤立こそが、「問題のない」もっと言えば「迷惑をかけない」人間へと「治療」する流れを作っているのだと思います。単に批判をするためにこれを言いたいのではありません。
    一定程度精神や発達の障害を持っている人はいることは当たり前ですし、誰だってそのことに気がついたり、罹患することはあるのです。だとすれば皆がどのようにそうした障害があっても健やかに過ごせるようなスキルを社会として備えていくか、ということこそが問われているということです。それがあまりに欠落している(社会的な繋がりのスキルが低い、孤立が深まっている)ので、精神科に大量の人たちが押し寄せたり、今回のこの記事のような問題を生んでいるのだと言えます。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか