データセンターの急拡大に伴う電力問題、冷却システムにAI活用 省エネ効果は20%以上
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そもそもデータセンタの消費電力が多大になるのはデバイス間やサーバー間の信号のやり取りが電気信号のままだから。
今後光I/O化が進むと劇的に消費電力が低減できるはずで、技術進化に期待したいです!「2025年には世界のエネルギー消費のうち、データセンターの占める割合が最も大きく、33%に達すると予想」
これを20-25%削減するのだから、凄い効果だ。どこを減らすと一番大きなソーシャルインパクトができるのか、その観点から事業ドメイン、モデルを考えることがこれからのソーシャルベンチャーに求められますねデータセンターのAI活用による省エネはGoogleが2016年から取り組んでいます。
数千のセンサーデータと外気温などのデータから10億通りもある運用シナリオから最適なものを選び出すことで、ベテランの運用者よりも省エネ効果を実証しています。
それでも今夏、ロンドンの40℃を超える熱波ではハイパースケールのデータセンターで、冗長性のある冷却システムでも故障してしまいました。
DeepCoolingはサーバーラックに取り付けた温度センサーや外気温などから最適な排熱、つまりサーバールーム全体の冷却ではなくサーバーラックごとの排熱をするコントロールシステムのようです。
NTTもサーバールームの可視化による省エネに取り組んでいます。
気になるのは中国大手通信キャリアやインテルがDeepCoolingを採用していることです。
インテルは液浸にも取り組んでいて、KDDIともコンテナ型データセンターで提携しています。
また仮想化ソフトウエアのVMwareはインテルのは現在のCEOのパット・ゲルシンガーが大きく成長させた企業でもあることも気になるところです。
データセンターの消費電力が、リニアに増大することはないと思いますが、それはAI活用や局所冷却、液浸、更には発熱を抑えた半導体チップやシステム開発などがあると考えられるからです。
しかし温暖化の影響はデータセンターの持続的成長の制約になる可能性は否定できそうにありません。
◎Google、データセンター冷却システムをほぼAI制御に 平均30%の省エネ効果
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1808/20/news090.html
◎ NTTデータ、サーバルームを可視化し、冷却エネルギーを約35%削減
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220729-2411260/