[ベルリン 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は7日、ECBは当面、債券保有額を減らす必要があり、次のECB理事会ではインフレに対抗する明確なシグナルを発信しなければならないと述べた。

南ドイツ新聞とのインタビューで「われわれは金融政策を確実に実行しなければならない。当面は、ユーロシステムも債券保有額を減らす必要がある」と指摘。ドイツの経済生産は早ければ今年第3・四半期に若干落ち込み、第4四半期にはそれが強まり、2023年初頭まで続くとした一方、「しかし、現時点では、深い落ち込みにはならないとみている。労働市場も現在、非常に堅調だ」とした。

ドイツのインフレ率については23年にユーロ圏のインフレ率予想の5.5%を上回り6%以上になる可能性が高いとした。