2015年の予測〜特別編〜
2015年を面白くする世界の企業
2015/1/1
2015年を面白くする世界の企業はどこか？ 2014年に上場した企業と、成長中の未上場企業を中心に紹介する。
ウェアラブルカメラメーカー。手のひらサイズで、どこにでも装着可能な小型カメラが世界中で大人気。YouTubeにアップロードされた動画のうち、GoProで撮影された動画の再生時間は約2.8年分（2013年）にものぼる。2014年、時価総額約5000億円で上場。
空き部屋を宿泊場所として提供するホストと、宿泊場所を探す旅行者をつなぐインターネットサービスを提供。世界190カ国以上、34000超の都市に宿泊できる。未上場。
スマホ即時配車サービスを提供。携帯アプリから今いる場所にハイヤーを呼ぶことができる。既に53カ国に展開し、日本でも東京の一部で利用可能。未上場。
ロケット開発・宇宙輸送サービスを提供。イーロン・マスクが、創業者・CEO・CTOを兼ねる。民間宇宙船として史上初の国際宇宙ステーションへのドッキングを実現。計画してから成功までにかかった年月は10年11カ月。未上場。
テロ活動や犯罪・不正行為を暴くためのデータ分析ソフトウェアを開発・提供している。ピーター・ティールが共同創業者兼会長。CIAが運営するVCから出資を受け、政府を顧客とする仕事の売上高は約1000億円を超える。未上場。
2014年日本最大の上場。上場直後の時価総額は約1兆9000億円。「2020年をめどに人材サービスで世界1、30年をめどに販売促進の分野でも世界1」という目標に向かい、海外を中心に買収攻勢を仕掛けることを明言している。
2014年、経営統合を発表し、時価総額約1500億円で上場。両社の創業年時の差は52年（KADOKAWA1945、DOWANGO1997）。「プラットフォームとコンテンツを融合させて魅力を強化する」ことを掲げている。
日本発で初めてアクティブユーザー数が1億人を越えた（2014年7〜9月期で全世界約1億7000万人）サービス。近いうちの上場が見込まれる。
2014年7月にハリー・ポッターの新エリアが誕生して以降、各月の入場者数が過去最高になり、8月には開園史上最高の133万人を達成。近いうちに沖縄展開、そして上場も噂される。
中国の最大手EC。2014年7〜9月期の流通総額は約10兆円。楽天の年間流通総額が約2兆円なので、その規模の大きさがうかがい知れる。2014年、時価総額約25兆円という世界最大規模で上場。
中国のECナンバー2。テンセントの傘下。直近四半期の流通総額は約1兆2000億円で、自社販売型ECとしては5割近い国内シェアを持つ。2014年、時価総額約3兆円で上場。
通信機器・ソフトウェアメーカー。格安スマホを武器に急成長を続けており、スマホメーカーとしては、中国ナンバー1（世界でも、サムスン、アップルに次ぎ第3位）。未上場。
インドの総合電機メーカー。格安スマホを武器に成長を続けており、インド国内携帯電話出荷台数ナンバー1。未上場。
ドイツ最大手EC。直近四半期の売上高は約700億円。時価総額約7500億円で、2014年ドイツ最大の上場。
イスラエルの歩行アシスト装置メーカー。外骨格型の歩行アシスト装置として、世界で初めて医療機器認定を受けた。価格は1台約700万円。2014年、時価総額約200億円で上場。
衝突防止補助システム等を開発するイスラエルのソフトウェア会社。前方車両に対しては、衝突の2.7秒前に警告する装置を開発。2014年、時価総額約8000億円で、イスラエル企業としては最大規模の上場を達成。
※各種報道・IR資料より作成。
(インフォグラフィック編集 櫻田潤・荒川拓)
