金融センターランキングでシンガポールがアジア首位に、香港逆転の裏に深謀遠慮
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香港のアジアにおける国際金融のハブとしての地位をシンガポールにとって変わられようとしていることに驚いています。しかし、この結果は予測できたものかもしれません。現在、香港はカナダのシンクタンクが発表した「世界経済自由度 年次報告書2022年版」における「世界経済自由度ランキング」で28年連続、一位を記録(死守?)しました。しかし、同報告書は香港に対する評価の落ち込みは世界平均の評価の落ち込みを上回るとした上で、その背景として「中国による政策」(国安法施行等)をの影響を指摘しています。
香港返還25年式典の場で、習近平氏は一国ニ制度を強調した上で(32分の演説で一国ニ制度というワードが20数回、登場しました)、「(経済的に)開かれた香港」をアピールしました。しかし、金融センターとしての地位が下がる中、改めて「香港は開かれているのだろうか」と考えました。