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英、冬季に3時間の計画停電実施も ガス輸入不十分なら=送電大手

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    合同会社エネルギー経済社会研究所 代表取締役

    今回の計画停電実施シナリオは、1000万kWのガス火力停止といった過去発生したことのない事態が生じた想定であり、National Grid ESOや英国の電力専門家の間では「発生する確率は低い」と評価されています。但し、先日Ofgem(ガス・電力市場規制庁)は、ガス緊急事態発生時のガス火力のインバランス精算についての緊急ルール変更を行っています。これは、英国政府のエネルギー規制当局が、ガス緊急事態発生の可能性を念頭に置いているのではないかと見られています。

    NGESOは毎年夏冬に需給見通しを出しています。今回の冬季需給見通しの対象期間は10月31日から3月31日であり、ベースケースを元に、2シナリオが示されています。
    ・シナリオ1…欧州からの電力輸入量が減少した
    ・シナリオ2…欧州からの電力輸入量減少に加え、英国内のガス供給不足が重なった

    シナリオ1では、安定供給を確保できると評価されています。
    シナリオ2では、計画停電に踏み込んでいます。NGGSOの「ガス緊急事態宣言」発出等に伴い、1月第2週に1000万kWのガス火力が停止した想定です。石炭臨時契約や節電プログラム(それぞれ200万kW)を導入しますが供給力不足は避けられず、電力供給緊急事態コード(ESEC)に基づき一回3時間程度の計画停電を実施します。

    2019年8月9日英国大停電では、洋上風力74万kW、太陽光等148万kW、ガス火力455万kWが計画外停止した結果、115万世帯が停電する事態になりました。
    今回は2019年計画停電の1.5倍の供給力脱落が生じた想定です。

    私の心配は4点です。
    ①英国には天然ガス貯蔵施設に乏しく、ガス運用柔軟性は非常に乏しい。昨冬も、LNG輸入施設の設備容量一杯を活用してLNGを輸入しました。今冬も風力の出力不調や原発計画外停止が重なった場合には、本当にガス不足に直面するかもしれません。
    ②英国は天然ガス消費量の半分近くを自国生産していますが、欧州と市場でつながっているため、自国生産の天然ガスも欧州大陸と争奪戦になります。
    ③フランスの原発再稼働が読めません。仏政府やEDFは冬に向けて現在停止中の原発32基を全て再稼働させる方針ですが、配管腐食問題が原因ですので、本当に全て再稼働するのか不安を感じます。
    ④ノルウェーが渇水で電力輸出制限に踏み切るかもしれません。


  • ロンドン在住

    そういえばロンドンに来て6年経ちますが、一度も停電って経験していません。
    日本では5年に1回ぐらいは突然の停電か計画停電があったような気がします。

    電力消費が集中する朝の7時前後か夕方の17時前後で、3時間ほどの計画停電。
    地域はできるだけ分散して行い、事前のアナウンスも徹底するとのことなので、一般家庭としてはまあ全然許容範囲です。
    寒さにしても3時間なら問題ないでしょう。

    病院も予備電源で問題なさそうですし、飲食店やスーパーの業務用冷凍庫も冬場の3時間ならほぼ大丈夫という計算のようです。
    テレビのコメンテーターが「アイスクリームだけはどうしようもない」と悲痛な顔して言ってたぐらいなんで、逆に安心ですね。


  • 再エネ事業会社 Senior Asset Manager

    英国は2019年8月に起きた、落雷を原因とした広域停電(イングランドおよびウェールズ)の記憶が新しいです。

    雷による洋上風力やガス火力の解列が原因だと、系統運用者の調査レポートにありました。

    なお、普及し始めた系統側蓄電システムが、停電からの復旧に貢献したと聞いたことがあります。


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