[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツの電気・ガス、通信等の規制機関、連邦ネットワーク庁(BNetzA)は6日、家庭・中小企業ガス使用量が先週は前年まで4年間の同期間平均を10%近く上回ったとし、ガスの使用を大幅に抑えなければ冬に危機が訪れる恐れがあると警告した。

先週の使用量は618ギガワット時(GWh)。2018年から21年までの同週の平均は564GWh。

連邦ネットワーク庁のクラウス・ミューラー長官はロイターに「一般家庭、企業、産業界で少なくとも20%節約しなければ、この冬のガス緊急事態回避が難しくなる」と語った。

ドイツは、ロシアからのガス供給減少を受け、ガスに関する3段階の緊急計画で第2段階の警戒段階にある。

大企業の先週の使用量は1370GWhで過去4年の平均の1402GWhを下回った。