東京に「ビジネス・コート」誕生 全国初、企業関連の訴訟を集約
コメント
注目のコメント
いよいよ運用開始ですね。
企業関連の紛争は、
・クロスボーダー取引の拡大
・スキームの複雑性
・技術の高度な専門性
・判断の迅速性の要求
といった点で、これを専門的に取り扱うビジネス・コートの設置の必要性が叫ばれていました。日本で迅速な司法活用が臨めるのであれば外資系企業の進出の手助けにもなります。
まずはおそらくどの裁判所よりも早くIT化が進むので注目です。シンガポールやドバイなどの新興の国際金融都市は同時に商事仲裁ハブを目指しており、司法インフラの拡充は高度な金融取引をはじめとする経済産業分野の発展にとって大きな意味を持ちます。ビジネス紛争の処理の洗練化は、東京の国際ビジネス都市としての機能拡張に寄与すると思います。
中目黒は4年前まで近所に住んでいましたが、目黒区役所があるものの官庁街のイメージは全くないです。ビジネス・コートのオープンで周囲に法律事務所が集積するなど街の雰囲気も少し変わるかもですね。民事再生や会社更生を扱う倒産部(民事20部)も、24日からビジネス・コートで業務を開始します。われわれ倒産記者も、今後は中目黒に足しげく通うことになりそうです