【大阪】大手が勝てない駐車場ベンチャーは“移動”で世界狙う
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取り上げていただきありがとうございます!
akippaのビジョンは「あなたの”あいたい“をつなぐ」です。まずはファーストステップとして、駐車場があることで会いたい人や体験がある場所に行けるよう、どんな場所でも時間貸し駐車場として貸し出せるプラットフォームをつくり、世界中のどこに行っても駐車場に困らない世界をつくっていっています。
ただし駐車場だけでは「あなたの”あいたい“をつなぐ」が実現できません。高齢になり免許を返納したものの、バスの路線が廃止されタクシー会社も後継者不足でなくなって、会いたい人に会いに行けない人が既に存在しています。
どこでも駐車場がある状態を実現した後は、そこにEVの充電器を設置し、まずは駐車しながら充電できるようにします。
最終的にがそこにEV自動運転車を設置しシェアすることで、誰もがいつでも会いたい人や体験に会いに行ける世界をつくりたいと思っています。
バーチャル時代へ移行するとリアルの価値が下がる懸念もあります。人と会うことが大好きですし、リアル体験も大好きです。だからこそ、人と人がリアルで会う「モビリティ時代」をこの世に残していきたいと強く思っています。akippa、本当にすごいシェアリングサービスです。この数年で会員290万人、地方の至る所でakippaの駐車場スペースを見るようになりました。でもそれ以上に金谷社長がすごい。人や社員や社会との向き合い方、いつも尊敬しています。
脱東京と地方への人の分散、高齢化と免許返納、、と今後の日本においてモビリティ分野のシェアリングは欠かせなくなっていくと思います。また政府(環境省)は2050年カーボンニュートラル実現に向けてEVをはじめとしたモビリティシェアリング推進を掲げています。EVの充電器、EV自動運転車と、今後が楽しみ。まさに日本発の「シェアエコノミーど真ん中」を行くakippa。実は我が家の駐車場も、akippaを通じてお貸ししています(お陰さまでよくご利用いただいています)。
代表の金谷元気さんにインタビューさせていただきましたが、大阪発ベンチャーの経営者にわりと多いギラっとした感じは皆無。淡々と静かにビジョン、野心、戦略を語る姿が逆に印象的でした。
本社を大阪・ミナミに置き続けつつも、全国はもちろん「世界をめざす」とうたうakippa。出発点から今後の展望に至るストーリーを4回連載でお伝えします。
NewsPicks +dは、独立した編集部がオリジナル記事を制作。丁寧な独自の取材で、地域の身近なビジネスのストーリーや、ビジネスパーソンの学びにつながる情報・ノウハウなどをお届けします。