【久松農園】クリエイティブな「チーム創り」と「仕舞い方」
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久松農園の野菜を実際にいただいてみると、なんでもない日の献立づくりのモチベーションが上がり、食卓の会話も自然と増えます。野菜そのものだけではなく、この体験をひっくるめて買っているんだ、と納得です。
スペックによる差別化に走らず、「えも言われぬクセ」で選ばれ続ける。後編インタビューでは、その戦略を可能にする「覚悟」やチームづくりについて伺います。
独自路線をここまで貫いてきた久松さんの今後の目標は?と問うたところ、飛び出したのが「キレイに畳みたい」という発言。痺れました。
私自身、 NewsPicksで子ども向けの新規事業に取り組んでいる最中なので、久松さんの「レッドオーシャンにおける戦い方」には奮い立たされるものがあります。ぜひご覧ください。星野リゾートの星野社長も「顧客の旅行先ニーズはそもそもあいまいだから、ホテルのスタッフが地元自慢をすること」を1つのポイントにされていますが、農産物でもそれでいいのかなと思いました。そもそも「旬」ということもわかる人が少なくなっていますし。
「不自由を強いるのではなく、お客さんが敢えて不自由を買っている。」
記事を読んでハッとさせられました。
現代は昔に比べて自由に選択できる時代になりました。
SNSを開けば面白いコンテンツが溢れ、動画配信サービスでは好みの映画が見放題。機械学習が分析して自分の好みにあったコンテンツが流れてくるアルゴリズムもどんどん精度が向上しています。
しかし、逆に言えば自分の趣味嗜好の範囲内に留まり、気づかぬうちにAIが狭い世界を構築しているのかもしれません。
少し話が逸れますが、現在、NewsPickさん主催の「OUTPUT CAMP」に参加しており、記事を選んでアウトプットする習慣をつけています。これまで自分の興味のある分野ばかりPickしがちだったのですが、他のメンバーが選んだ記事についてアウトプットする日直制が導入され、本記事もその一つです。今までの自分であればこの記事に気づくことすらできなかったかもしれません。
「縛りがあるからこその思いがけない感想」はこういう感覚なのかなと。記事をメンバーに選んでいただいたから久松さんの哲学に触れることができたり、多能工の良さに気づけたり、新たな発見や学びがありました。
久松農園さんのホームページ(http://hisamatsufarm.com/)にも記載されていた「口先だけの甘さではなく、食べた人の体になり心になる、滋味のある野菜。」はそんな気づきや発見、そしてそれを支えるチームビルディングがあるからこそ実現できているのでしょうね。