[ワシントン 5日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は5日、連邦準備理事会(FRB)のインフレとの戦いは「まだ序盤」である可能性が高いと述べた。

ノースウェスタン大学の政策研究所での講演で、最近の経済指標には「希望の光」が見えるものの「われわれはまだ明らかにインフレの森の中にいて、そこから抜け出していない」と指摘。FRBは政策金利を年内に約4.5%まで引き上げる必要があるとした。

また「経済活動が減速しインフレ率が低下し始めれば、FRBは2023年に利下げを開始する可能性があるとの憶測がすでにかなりあるが、そんなに早くないと言いたい」と言及。「(経済的な)弱さの出現でインフレ低下に向けたわれわれの動きが抑止されるべきではない」とし、「インフレとの戦いはまだ序盤である可能性が高いため、警戒を怠らないようにする必要がある」とした。