【DX】10年後、マンガは「マンファ」になるかもしれない
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注目のコメント
Webtoonの原作開発をやっている側からコメントします。
たしかにWebtoonについては市場拡大が順調なように数字上は見えます。
しかし、しっかり分析していくとその殆どは日本と韓国での売上に留まっていますし、そもそも韓国でWebtoonが作られ出してから、すでに7年以上経過しています。
それだけかかっても、未だMangaほどの市場にはなっていないというのがリアルです。
また、この手の記事のよくない点として、あたかも日本が負けてるみたいな言い方をしていますが、NAVERやカカオの独占的なやり方は韓国ですらWebtoonを制作するスタジオやクリエイターから猛反発を食らっていますし、Webtoonの大きな欠点として、IPになっていないという問題があります。
たしかに、Webtoonのプラットフォームだけ見ると大きく見えますが、日本のコンテンツはIPとして確立され、グッズなどの二次的な収益まで見て評価されるべきものです。
その点でいえば、Webtoonのキャラクターは名前すら覚えてもらえないまま消費されるコンテンツにしかなれていません。だから、実写ドラマにしかできないんです。
市場に浮かんでくる数字の大きさだけを見て、美味しい市場だと思うのは早計です。
コンテンツはそんなに甘い世界ではありません。ピッコマが8000億円で上場という記事に驚きましたが、その裏側とも言える韓国発のウェブトゥーンのイノベーションの記事
pay or waitと言われる課金システムの発明、と言っていますがこれ自体は模倣されうるので結局は良質のコンテンツが集まるかなのですが、稼げるからコンテンツが集まり、結果としてユーザーが集まりというプラットフォームの強さが形成されているということなんでしょうね
一方で縦型カラーでの制作は制作の手間も増えると言われてますが、AIを活用した色塗りなどのイノベーションも進んでいるんですね
セリフにAIで声がついたりすると、アニメ化のコストも下がったりしたら強そうだと思っていたら、中国でtiktok風のショート動画にするサービスは出てきてるんですね
このあたりは革新の余地は大きそうに感じますあのオックスフォード英語辞典に「マンファ」(韓国マンガ)という単語が収録されました。
日本のマンガ界はどんどん新しい才能が出てくるし、アニメ化作品のクオリティも上がってビッグヒットもでてるし安泰……とのんきに考えていたのですが、世界的にはマンガよりもマンファという流れなのだとか。
というのも、マンガ配信プラットフォームが世界的に成長するなか、韓国企業がトップを抑えているためです。
ちなみに韓国のプラットフォームにお金を払っている消費者もメインは日本人。クリエイターも消費者も日本が中心なのに、プラットフォームは韓国に負けつつある。
それはなぜなのか? チェルビック・キャピタルのマット・チェンさんと一緒に考えました。ご興味ある方はぜひご一読を。
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