テレ朝、玉川さんを懲戒処分 国葬弔辞の「電通」発言
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玉川氏の問題発言や謝罪はこれまでもあったことで「またか」という気がしますが、今回のものは謝罪だけではとても済まない問題です。テレビ朝日は出勤停止の10日間が経てばまたモーニングショーに出演させるのでしょうか。玉川氏はこれ以外にもウクライナ侵略や新型コロナ、日本の外交安全保障、エネルギー政策などで、偏った独りよがりの視点から多くの問題発言を連発していたことは周知の事実ですが、テレビ朝日はそれを放置してきました。玉川氏が個人としての立場で番組で発言するならまだいいのですが、社員として発言するのですから、その内容はテレビ朝日の見解としてテレビ朝日が責任を負わねばなりません。玉川氏が番組に復帰してこれからも問題発言を続けるなら、免許事業としてのテレビ朝日の的確性が問われることになります。
朝の情報番組やワイドショーなどにコメンテーターとして出ていると、初めは間違いのないよう下調べしたり、その日に扱われるであろうテーマについて真面目に勉強したりしているが、慣れてくると発言がデフォルメしてきて芸人のようになり、緊張感を失ってその場かぎりのいい加減なことを言い出す人は少なくない。大学教授のような本業を持っていると、いい加減な発言はレピュテーションにかかわると周りから咎められるが、彼のような人はそれがないので自分でも気づかないうちに暴走するのだろう。テレビのコメンテーターの中には、同種の芸人もどきが他にもいるので、今回の件は一罰百戒として、それらに自らの行いを振り返る機会を与える警鐘となればと、私は思います。なによりも今回問題になった方は、真摯に反省し、行いを改めるべきです。
