角川会長が辞任発表 贈賄罪での起訴を受け 東京五輪めぐる汚職事件
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「協賛金3億8000万円以内の金額でスポンサーに選んでほしい」などと申し込んだことと「渡した約6900万円」がその対価であることが立証されれば、オリンピック組織委員会理事という公職（みなし公務員）の方に対する贈賄罪が成立します。
これらの証拠は押さえられているようですので、容疑者が「6900万円は対価ではない」と主張したとしてもなかなか通らないでしょう。ということで、東京地検特捜部は自信をもって起訴したのだと思います。
取締役会が会長職の解任を決めることはできますが、取締役会が取締役を解任することはできず、株主総会で決めることになります。したがって取締役から外れるためには辞任する必要があります。
この事件では、同社会長とともに五輪担当専務と元五輪担当室長が逮捕、起訴されますが、会長から依頼されたとしても拒否して公益通報すべきでした。しなかったその責任は当然本人にありますが、気の毒にも思えます。社会の安定化のために、通報者の保護は重要な課題だと思います。
AOKIホールディングス、KADOKAWA、大広のケースについては、オリンピックスポンサーになるためには、どうやら有力理事ヘの「上納金」が必要だったわけですが、オリンピックとはこういうものかという疑念を抱かざるを得ません。どちらが、より悪者か？
どうしてもオリンピックの公式スポンサーとして、名を連ねたかったのだろう。でもできれば「お安く」できるにこしたことはない。ニンゲン誰しもそう考えるかも知れない。
が、コトはオリンピックである。税金だってタップリ注ぎ込まれている。角川さんのアサマシイ気持ちがついつい出たにせよ、それを受け入れる側に、その用意があったとこが大きな問題だ。
なので。角川さん＜高橋さん、ということになるのではないか。たぶんその先には、高橋さん＜◯◯政治家、という構図なんだろうけど。トカゲの尻尾切りに終わらぬよう、検察には徹底的に頑張っていただきたい。
少々コトは違うけど、チューリップテレビが制作した「はりぼて」という映画を見ると、その構図は似たり寄ったりだ。ぜひご覧あれ。Amazonでも見られる。
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https://haribote.ayapro.ne.jp/角川氏や高橋氏の様な、喜寿を過ぎたシルバー世代が現役最前線で旗を振り続け、時に時代錯誤な影響力を行使して逮捕される時代です。
ハラスメントの意図はないのですが、日本人男性の健康年齢が70歳を超えた今、この世代から次世代への権限資産移譲をどれだけスムーズに促せるか、成熟社会の重要なイシューだと感じます。
