北朝鮮ミサイルが日本通過 17年以来、青森県上空
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一応、北朝鮮なりに気をつかって、津軽海峡の真上を通って飛ぶように打ち上げたんですね。
津軽海峡の真ん中は、公海扱いなので、外国の船舶も通過していいことになっています。
事前の通告もなしで、気をつかうも何もありませんが。
しかも、実際は襟裳岬上空をかすって、日本の領土上空を通過しています。
北朝鮮が、今回のように、4000km先に飛ぶようなミサイルを実験したい場合、
・西の中国方面は論外
・北のロシア方面は論外
・南の韓国も戦争になりかねないので論外
ということで、北朝鮮に被害が出ないように飛ばせるのは、必然的に東の日本方面だけになります。
日本方面なら、何かあってもよもや攻撃してくることはないだろう、という判断の上でのことでしょう。【追記】官房長官会見で、飛行距離4600キロ 最高高度1000キロと発表されました。距離4000キロを超えています。
ミサイルは7時29分頃太平洋へ通過したものとみられます。破壊措置はありませんでした。
対象地域:北海道 青森 です。
当初、東京都大島町など伊豆諸島も対象地域とされていました。東京都の防災アプリからもマイエリアとして情報通知が複数ありました。方角が違うため、複数発射の分析もあったのでしょうか。変則軌道もあり、警戒した可能性もありますが、この根拠は知りたいところです。
日本列島を越え、同じようなエリアを通過したケースは、1998年に三陸沖に落下したテポドン1号があります。国営新華社通信をはじめ、中国の官製メディアは現時点で「沈黙」を保っているように見受けられます。国慶節という祝日、党大会直前という政治の季節に水を差されたくないという立場から情報統制を行っているようです。
中国共産党からすれば、北朝鮮からのミサイル発射も、核実験も嫌であり、「困ったことをしてくれるな」というのが正直な心境でしょう。裏を返せば、北京までくらいの距離であれば技術的にいつでも飛ばせると言っているのに等しいわけですから。金政権による暴挙をてこに、米日韓を戦略的にけん制しようという発想はもはや希薄のようです。北朝鮮は中国にとって「厄介な存在」という構造に根本的変化は見られません。私が北京にいた2003~12年もそうでした。
それでも、中露北が「一枚岩」のように見えるのは、「反米」という一点において互いに利用価値があるからであり、信頼の結果では決してありません。