[マラン(インドネシア) 3日 ロイター] - インドネシア東ジャワ州で1日夜のサッカー試合終了後に起きた暴動による死者のうち、32人が子どもだったことが当局者の話で分かった。

サポーターの乱闘、それを受けた警察が鎮静化は催涙ガスを発射したことから大混乱となり、逃げようとした人が圧死するなどしたという。これまでのところ死者は少なくとも125人とされている。

当局者は犠牲者のうち32人が3歳から17歳の子どもだったと明らかにした。これまで子どもの死者は17人としていた。

インドネシア人権委員会のChoirul Anam委員長は競技場で会見し「もし催涙ガスが使われていなければ混乱は起きなかっただろう」と述べた。

国際サッカー連盟(FIFA)は安全規則で銃器や「群衆制御ガス」を試合で使うことを禁じている。

ジョコ大統領は調査が終了するまで1部リーグの全試合を中止するよう命じた。

マフッド治安担当相は3日、学術界やサッカーの専門家、政府当局者で構成する独立した調査チームを編成すると表明した。このチームは今後数週間かけて、詳しい経緯などを調査するとしている。

政府は犠牲者の遺族に1世帯当たり5000万ルピア(3268ドル)を支給する。負傷者の治療費は無料とする。