NTTデータ・野村総研DX時代に「御用聞きITベンダー」が淘汰される決定的理由 - Diamond Premiumセレクション
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注目のコメント
“顧客のIT内製化を支援する本来的な意味でDXの好影響が生じる企業は、実は一握りにすぎない“
まさに、これが日本のDX推進の課題ですよね。日本の多くの企業は長らくITシステム系の改修を自社内ではなく外部のベンダーに頼るという方針を取ってきました。その結果、自社にシステムに強い人材が育たず、ベンダーと依頼する側の企業との間に情報の格差が生まれ、どう改修したらよいかもわからず、また改修するたびに多額の外注コストを払わなければならなくなった。これがまさに「2025年の崖」の根底にある課題です。
しかしDXは単なるIT化ではなく、事業プロセス全体を変革していく経営判断を伴います。運用に載せていくためには内製化は必須です。こうした背景から、リスキリングを通して内部の人材をDX人材に変えていく動きが出ていますが、まだまだ一部に過ぎません。ベンダー頼みだったこの領域がリスキリングによって本当に内製化に進むことができるのか。ここからがまさに、勝負の時ですね。