OPECプラス、追加減産か=原油安で日量100万バレル超―報道
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もしOPECプラスが日量100万バレル以上の減産に踏み切る場合、新型コロナウイルスのパンデミック以降で、最大の減産幅となるとのこと。米国はサウジに対して、原油価格を一段と下落させロシアの収入を減らすよう「増産の継続」を求めていますから、OPECプラスが大幅な減産に踏み切った場合には「米国の反発は必至」とロイターは伝えています。
最近ロシアが100万バレルの減産を求めたとされており、OPECプラスの動きに米国がどう出るか注目です。闇雲に増産を続ければ原油価格が低迷し、投資がされなくなってしまいます。もはや原油生産量に責任を持っていると感じられるのはOPEC+しかいないとさえ思えます。
12月の対露価格上限制裁による市場の混乱の前に、余力確保という見方もあります。9月5日のOPECプラス会合にて、原油価格下落を止めたいサウジアラビアなどの思惑によって日量10万バレルの削減が決定されました。
10月5日の会合は、これを受けて、OPEC+がどのような方針を打ち出すのか非常に注目される会合となっています。
サウジアラビアからすると、減産してもその分備蓄を確保して値上がりを待つという期待をしています。一方、ロシアはウクライナ侵攻の資金捻出のために、既に備蓄量は枯渇しており、減産して備蓄の確保に回らなければなりません。
これらの背景からも更なる、しかも大型減産を決定してくるものと思われます。