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価値観としては実際によりEquity(公平)やInclusionは推進されていると思う。でもPolitically Correctだと捉えたり、それを求められることへのストレスが溜まっている人もいると思う。
Shy Trump(隠れトランプ)現象などと同様。
個人的にはBro-Cultureは全く好まないが、でも自分が男性ということもあり無意識な観点がないかは注意したい。
「ザッカーバーグは仲間と取っ組み合うのが好きなのか。自分は法律よりえらいと、イーロン・マスクは慢心しているのか。よりにもよってあの悪名高いニューマンに、アンドリーセンはなぜ巨額の投資を行うのか。」
レスリングが趣味として好きである事に何の問題があり、それがなぜ女性排他と議論が繋がるのか。ちなみにザッカーバーグはナンバー2としてシェリルサンドバーグを選び永年共同経営して来た、女性を相棒として選んだビッグテックでは唯一の経営者だ。
Weworkの初期投資家でもないたぶんさして繋がりもないアンドリーセンがアダムニーマンに投資するのは、ビジネスジャッジメントとして良し悪しの議論はともかく、ブロカルチャーと何の関係があるのか。
マスクについては、ブロカルチャーがどうの以前に人格的に破綻した言動は多角的に問題なのであって、彼とその他の人をいっしょくたに議論するとかえって話がややこしくなる。
確かにテック業界にはブロカルチャー的な要素はある事は明白だろうが、それを説明するのには感情が先走っていて冷静さ、論理一貫性に欠けたコラムである。
なりを少々潜めたかと思いきや、反動で一部でその動きが強まっているとのNYTのレポートです。
結局は資本主義の中で、この考え方が許されてきたとも言えると思います。
「ひどいことを言ってるけど、結局それでお金を稼いでいるからね」「なんだかんだ、成果を出す人だから」そんなことで許されてきたことが、「やっぱりおかしいよね、いきすぎてるでしょ」と声を上げる人が多くなったことで、形が変わろうとしてきました。
この壁をつき崩すのは相当な時間がかかります。でも絶対に諦めてはいけない問題です。
苦しい共通体験を通じて作られた信頼関係は一朝一夕には作れないだけに難しい問題。これは人の内面に踏み込むものだからなぁ。
反証できる内容だと、つけ込む隙を与えるので。
ブロカルチャーも問題だが、これはビジネス界に広く横たわる「新参者が苦労する」と言う話でもある。
シリコンバレーではインナーサークルに入れないとそもそも重要な人と会話することも出来ないよね、というのがこれまで言われてきたこと。これは別に投資や起業に関わるところだけではない。ビジネスに関わらずいつも遊んでるメンバーに新しい人を連れてくるというのはそれだけでも、結構慎重にならないといけないでしょう。いちいち紹介したりお互いを知り合うのにも時間とコストが掛かるので、それが面倒だということでもある。
大企業との取引でも意思決定に関わるキーマンに直接会うのは相当難しい。長い順番の列を素直に待っていたのではいつまでも自分たちの番は回ってこないので、列にジャンプインする必要がある。そこでは紹介してもらうのが1番早い。
ブロカルチャーに悩むのもわかる。が、そこに飛び込む努力や工夫が必要なのも事実なんだろう。どうやったって「遊ぶように事業やってる人たちの輪」に加わろうとすると、簡単ではない。