【図解】雇用統計がわかると、経済がもっと面白くなる
コメント
選択しているユーザー
今日は、もう一個の本丸の雇用統計!
記事に雇用が「好調な目安として15-20万人の増加」とある。
そこについてもう一歩解説すると、好調・不調によって、金融政策への期待値が変わる。なので、金融政策が引き締め方向のときに好調だと引き締めがもっと強くなると捉えて市場はマイナスに捉えたり、金融政策が緩和方向の時に悪い数値が出るともっと緩和が大きく早くされるのではないかと捉えて市場はプラスに反応したりする。このように、雇用統計の数値の好不調だけでなく、その時の金融政策への期待値の方向性と比べてどういう数値なのか、というのが見られる。
昨日ご紹介した、Investing.comやFREDを使ってみてみる(どうやって探すかは、このどちらか+検索ワードでググるだけ!下記でのコメントご参照いただければ…)
https://newspicks.com/news/7618414
なお、直近、9月2日に発表された雇用統計原本は下記。毎月、第一金曜日に発表されるので、次は10月7日。
年齢、性別、業種、人種、学歴、様々な角度のデータがある。
PDF版:グラフとかもあって見やすい
https://www.bls.gov/news.release/pdf/empsit.pdf
テキスト版:データへのリンクが末尾に集まっていてそこまで含めてみたい方はこちらも!
https://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm
注目のコメント
マーケットから注目される、もう一つの理由としては、「早い!」のもポイントかなと。米国の経済指標発表の即時性、見やすさは流石かと。日本の雇用統計が国内マーケットですら話題になりにくいのは、2ヶ月遅れでしか出てこないことも影響していると思います。(もちろん、早さと正確性はトレードオフになりがちですが。)
補足すれば、市場のプロは前の月の改定値や労働参加率等にも注目します。
特に労働参加率については、それを見ないと失業率の変化が良い変化なのか悪い変化なのかわかりませんから。昨日のインフレ率に続き、今日は雇用統計の読み方を解説します。今はどうしても物価がニュースになりがちですが、シーソーの関係を踏まえるといずれ雇用に注目が集まることも予想されます。今覚えておくと、少し先のニュースの理解にも役立つかもしれません。
昨日の記事でもキャラたちにかわいいとのコメントをいただきありがとうございました。2人ともよろこんでいると思います笑
米経済の話だったので、目元にアメリカンなキャラクターのエッセンスを込めたつもりなのですが、ちょっと眠そうな子になってしまったかも…