ゴルフ=PGAが新サウジツアー「LIV」に反訴
Reuters
2022/09/30
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米プロゴルフ協会(PGA)が、独占禁止法に当たる反トラスト法違反だとして同協会を提訴した新ゴルフツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」に対し、反訴を起こした。
LIVに参加しているメジャー通算6勝を誇るフィル・ミケルソン、2020年の全米オープン覇者のブライソン・デシャンボー(ともに米国)、米国と欧州の対抗戦であるライダーカップの欧州代表イアン・ポールター(英国)ら11人は先月、PGAツアーがLIVに参戦した選手らを事実上の追放処分としたことが反トラスト法違反だとして提訴した。
訴訟にはその後、LIV自体も加わった一方で、ミケルソン、ポールター、テーラー・グーチ、ハドソン・スワッフォード(ともに米国)など計8人は離脱している。
一方、PGAは反訴内容で、選手たちには一方的に脱退する権利はなく、契約を破れば出場停止処分になることを知っていたと主張。また、LIVに関しては、デシャンボーらに巨額の報酬を支払って新ツアーに参加させ、PGAと選手との契約を意図的に損ねたと訴えた。
PGAは「LIVは契約の要件に違反するよう誘導することで、PGAツアーとメンバーのビジネス関係に公然と損害を与えようとした。契約違反を促すためにメンバーの弁護士費用を払うことまでしている」と非難している。
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